何度も 明日を振り返る 振り返る それはどうしても明けない暁のようで 限りなく絶望に近い きぼう で どうにか夜を 埋めてゆく
息を殺すように 何度も 違う性欲で人を抱く 真っ暗にした部屋の中で 天井に開かれた瞳が光るのを見る 肺と 脳のあいだの首筋のどこか近くで 声も無く自分が 暗いものに溺れていくのを知る
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春眠不覚暁、 不思議なゆめ。 殺人鬼 と 普通の正義感あるひと。 焦がれるのは 目の奥の真摯であったり 虚無であったり そのひとの殺意であったり 喉が嗄れそうな 恐怖であったり。
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知らない人たちと会う。 不思議な空間なのはけっこう他のオフ会と同じ。 だけど何だか、少しだけ知的で少しだけ常識的だ、と思った。 穏やかに。
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