イタイ、のが、けっこう好きだったりする。明確な傷は完全だから。形は実存で、絶えずそれを悟らしめる痛みは具現に等しい。ここにある身体が僕には理解できなくても、少しずつ同化してゆく自我という精神と自己という肉体が、乖離していた自分自身をじわじわと埋めてゆく。それは嬉しい、ような快感でもあり、眠気のような怖れでもある。ここにいる僕と僕の器。別になんにも、ほしいものなんか、ないよ。ただぼくはいたみをもとめる **↑息をしないようにMy追加