2005年09月06日(火) |
そうしてどこまでもあなたはいとしい |
髪を洗う。 外からは虫の声、秋の夜長も近い。 首筋を伝う水の、Tシャツに染み込んでゆくのをぼんやりと、感じ取っている。
帰り道、不穏な雲の速く流れていくのを見ながら、ここはどんなにか平和だ、と考える。 ここにはとりあえず戦争も、飢えも悲しみも無い。 僕は日本を愛しているけれど、この国、きっと何十年か後には無くなってる気がするな。 それをしみじみと感じながらも何もしないのが僕たちの世代で。 この無気力さは何によって生み出されたんだろうね。 なんだかマニュアル世代の悲劇、みたいなものになりそうでちょっとやだ。
気まぐれに淋しさと怠惰を入れ替えて遊ぶ。 まぁ、それなりに面白がってよ。 だらだらとなしくずしに深みに嵌まってゆくのが僕らしいと言えば僕らしい。
あなたの指輪は僕の指に、 口付けはこの唇に、
そしてこのこころはあなたのそばに。
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