ひや、とそれは一瞬で零下に冷える。そうしていつも僕は朝を思い出せない。そのイメージは限りなく幸福なのに、それに見合う光の記憶が僕の中ではどうにも作り出せない。月明かり、ひとの声はくぐもる吐息にけむり僕は拒否で目を閉じるそれから今日ついた嘘のひとつひとつを詫びていく