あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年10月12日(水) フェイダウェイ





まったりと、夜。
思い出を振り返るのは趣味じゃない、と、言ってみる。
けれど突き刺すように、夜と思い出が襲ってくる。
四方八方から串刺しにされながら、足取りだけは優雅に、オレンジ色のカクテルライトの中の横断歩道を渡る。
何が間違いか、なんてわからないよ。
ただひとを惜しむ。
言葉を交わすひととしてのひとを、惜しむ。



しばらく恋をしたくない。
行きたくないなぁ。
淋しいのがあなた一人ならどんなに楽だろう。
これはリハビリ、なのかな、どこか間違っていると思わずにいられない。
そうやって、淋しいときだけ大丈夫みたいに笑うんだね。
誰が嫌いって、僕に嘘をつかせるひとさ。






↑欲望を削ぎ落とせば、そこにはもう何も無いよ。

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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