あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年11月09日(水) すき、きらい、







すきなひとが電話を鳴らす。
うつむいて伏せた眼で世界を拒んで、鼓膜に想いを集める。
ほんの短い電話だ。
電話を切って、
ふ、と笑うとゆるやかに波が引いていって
思いがけなく明るい部屋の中で僕はぼうっとする。

やばい、

と思う。
好きになりそうだ。
だけどこんなのはいやなんだ。
本当に。
ほんとうに、いやなんだ。










↑救い出すみたく、同時に否応なく突き落とすみたく。

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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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