あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2005年12月04日(日) 鏡よ鏡、





ひどく、澄んだ目をしているので(自分が)

 まるで夜の底のような顔だ

ここに足りないものを数え上げるのをやめてしまう
沈黙、それは結局胸の内の饒舌と同義、
唇からではなくとも僕はだらだら、だらだら、だらだらと言葉をこぼしつづける
ようやく気付いている、
言葉に換えてしまえば
単純化できた経験の安易さに吊られて記憶は消去される
それが
穏やかに僕を守り僕を維持する



泥沼に沈んでゆくように 目を 閉じた
何かの夢を見たのを憶えている
それは
分析など容易い過去だ



鏡を 見ると
澄んだ眼差しがまっすぐに見返すので
いやにつらくなって目を伏せる
外は夜の雨
白い、息が
やわらかに僕を包むだろう
その朝を
もう
囚われてしまったように思うのだけど






 うつくしい かおだ








↑思い出とか、執着とか、過去だとか、あるいはからっぽになったポケットだとか。

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うん、なんだか
眠りが足りない気がするよ。



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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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