2005年12月05日(月) |
あなたが何度も言って聞かせる恋の終わり |
髪をちゃんと乾かさずに寝てしまうので風邪をひいたかもしれない。 急に寒くなったからさ。 風邪もひくよ。
外は風が強い。 今朝も風の音に目が覚めた。
晴れて、ほしいな。 雨はキライだ。憂欝に眠ってしまいたくなるから。 冬の晴れた朝は大好きだ。 今朝もあんまり寒いから、わぁって走って走ってバス停まで行った。 ところどころで水たまりが凍ってて綺麗だった。 澄んだ空気。嘘つきな人間のように魅力的だ。 冬は、 好きだ。 孤独が星の炎のように熱く冷たい。
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不機嫌に 薄汚れたゴミ箱に近寄って ポケットの中のものを 確かめもせずに全部捨てた ばらばらと 不自然な音がした もう一度 何も無くなったのを指先で確かめてから まっすぐにその場を捨てて 歩いて帰っていった
改札まで歩いて 切符を捨ててしまったのに気付いて 後悔の念なんかひとつもなく 自分から3150円を駅員に渡して改札を抜けて 真っ黒な空に気付いてただ 指先を暖めるためだけに缶のお茶を買った
ひとが何度も言って聞かせる恋の終わりも いつもあなたのその瞳で壊れた あなたが何度も言って聞かせる恋の終わり それで、 おうじさまは目を抉られて森へ おひめさまは うたを うたっています
切られたのは、 薬指だったか小指だったか。
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