あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2006年02月20日(月) リマインダ







気付いてなかった。

駅に降り立って、ビルの案内の表示を見て、ただただその示すままに歩いて、地下から地上に上がる、その、ときに。
ようやく、垣間見えた地上の様子に。

しまった、と思った。
来てしまった。

あの日は休日だったから。
人通りも少なく、店はみんな閉じていて、時折細かな雪がうつくしく晴れた空から降ってきて、きらきらと。







歩いて行っても1分もかからないところに










用を済ませてから、
今日は暗い空から細く雨が降りかかるのを気付かぬ振りで、じっと






  あそこに、







まだ1ヵ月半。
こころを捨てて、まだ。
まだそれだけしか経っていない。
だから、と言うべきなのか、
それなのに、と言うべきなのか。

思ってはいけない。
考えてはいけない。
言葉にしても、おもうだけでも、

僕が僕自身が嵌めた、箍だ。




だけど目が探す

だけど足が








あの日と同じ階段を下り、
あの日と同じ改札を抜けて、
同じように電車に乗って、ぼんやりと戻った。







あぁまだ、









           泣きそうに、なるか。

















↑何を酷い言葉と呼ぶのか、僕はもう、よく理解している。

My追加






 < 過去  INDEX  未来 >


周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加