あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2006年07月09日(日) ゆめ




しばらく忙しくしておりました。
昨日は「言鳴―ことなり―」というイベントに出ていたり。
して。
久しぶりにたくさん、自分の詩を読み返しました。
自分の心が、少しも変わっていないのを確かめるかのように。
そしてあれらが少しずつ過去になってしまったのを確かめるかのように。
とても声が聞こえなくなってしまっても、まだここに、生き続けているものを思うように。


たくさん、詩を読んだので。
ひとの夢を見た。
あの詩を詠んでいた頃に、そばにいたひとの夢だ。

ひとから、
白く小さな箱が送られてくる。
中には3つの指輪が入っている。
ひどく繊細で美しいそれらのフォルム。
しかし僕はどこかで、こんな僕の趣味嗜好に合った指輪をあのひとが選べるはずはない、と薄くわかっている。
手に取ろうとすると、それらはすべて小指用の指輪であることに気付く。
美しく、硬質なライン。
銀色の。
手紙がついている。
何やら連絡事項のような、僕には理解できない内容の。
宛名は確かに僕なのに、何かの会議の事務連絡のような短い活字の列。
意味がわからず、連絡を取ろうとしかけて、
電車に乗っているのに気付く



何だか不思議な夢だった。
もう、あのひとのことを忘れてしまったかのような。
あの指輪は、なかなかよかったな、と。
月を欲しがるようなことを考えてみる。
うん、わかっている。
僕はあの指輪が欲しいのじゃなくて、ひとがくれる指輪が欲しいのだ。
それはきっと指輪でも何でもよくて、ひとから贈られたというその事実が甘いのだ。
馬鹿みたいだけど。
少しだけ、
今日は願ってはいけないことを願ってしまう。
少しだけ、
ほんの少しだけ、
決して言葉にはしないから。








↑プラスアルファ、でした。

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うん、楽しかった。
そして明日は一日オフです。いぇい。


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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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