あきれるほど遠くに
心なんか言葉にならなくていい。

2007年08月06日(月) 第二夜







夢を見た。



流星群が来るのだと言う。
真夜中に、凍えるほどの寒さの中、寝袋にくるまって空を見上げてそれを待つのだと言う。

夜。

寝静まる町を抜け、校舎の屋上へ続く階段を上がる。
寝袋がいくつか折り重なる中にひとり、あのひとがいる。


来たよ、とだけ言う。

他に誰もいない。



流星ではなくてあのひとを見ている。
神々しいほどに美しい。


近づく頬。
髪の柔らかさ。
触れる唇。

満天の星々から寝袋に隠れるように唇を重ねた。


つめたい、熱い吐息。
あぁこのひとに会うためだけにここへ来たのだ、という直観。
痛み。
夜と星と、息もできぬほどの恋。











↑そこに照らすものがあるかぎり

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神様に見咎められてはもう生きていけないみたいに。




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周防 真 [MAIL] [HOMEPAGE]

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