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切なさ


 先週の『英語でしゃべらナイト(NHK教育)』を見ていて

 その中でゲストの矢野頼子さんだったかが

 アシスタントのパトリックさん(アメリカ人でコメディアン)に

 「"切ない"って英語で何て言うんですか?」

 と質問していたの。

 するとパトリックさんが

 「"切ない"って言葉は英語にはありませんね。
 
  "切ない"は日本の侘び寂びに通じる感情で
  
  アメリカ人には無い感情だと思うよ。

  アメリカ人はいつも陽気だからね」

 って言うようなことをおっしゃていたの。

 
 確かに、辞書で「切ない」を引いたら

 「painful」って言葉が載ってるけれど

 pain=痛み なので

 「胸が痛む」とか「心がちぎれそうな」

 って言う感じに使われるのだと思う。

 だから日本語で言う「切ない」って言うのとは

 感覚的に違うだろうと思います。


 そういえば今までハリウッド映画を見ていて

 「切ないわぁ〜」

 って思ったことが無いかもしれないって事に思い当たったの。

 「タイタニック」にしても「マディソン郡の橋」にしても

 悲しい別れのシーンに涙は出ても、なぜか「切なさ」は感じなかった。

 感情表現の違いなのかな?

 「トゥルーマン・ショウ」を観たときは

 主人公の心中を想像して切なかったけど。

 
 ところが

 韓国のドラマや映画

 まだ「ラストプレゼント」と「冬のソナタ」しか見ていないのだけれど

 この二つとも「切なさ」でいっぱいなの。

 「切なさ」で胸がはじけそうなぐらい「切ない」が詰まっているの。

 このドラマを作った、そして見て涙する

 韓国の人は「切ない」感情を持っているのだろう。

 このドラマは中国でもHITしているらしいから

 中国の人にも「切ない」と言う感情があるんだろうと思う。


 この感情の違いは国民性?文化?風土?宗教の違い?

 まぁ、日本人でも「切ない」を理解できない人はいるんだろけど。

 ってことは、情緒とか感受性とかの違いかな?

 考え出したらキリがないので、まとめに入ります。


 要するに


 「切ない」という感情を考えるとき




 私は




 日本人に生まれて本当に良かった〜♪って思いマス。


 (まとめになってません?!)



 
2004年01月24日(土)
 


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