二浪している友達が ちゃんと時は経ってるし、あたしは大きくなってるんだけど、 時間が二年前から止まってる気がする、と 言っていたのがとても印象に残った。
ベッドに入るときいつも体がとても重い。 半分死体になっちゃってるんじゃなかと思う。 体に纏わりついて離れない、そんな何かを 毎晩捨てている。 捨てようとしている。 引っ越したときのまま、カーテンのついていない窓から外は見えないけれど 光だけは入ってくる。 電気を消しても部屋はいつもぼんやり薄明るくて 暗闇にならないので そうだ、 だから完全に消せないのだ、 きっと。 この重みを。
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