刑法奇行
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2003年09月15日(月) 祝!阪神半疑

 阪神が18年ぶりにリーグ優勝した。前回の優勝は、東洋の魔女大に就職した2年目だったと思う。虎ファンのN雪さんが留学中の時であった。その後、中日ファンのK林さんが留学して、その年に中日が優勝し、私が留学中に、藤田巨人が優勝したことから、留学と優勝との間には因果関係があるかのようであった。N雪さんは、毎年、「阪神が優勝したら全員優にする」と豪語していた。これは不能犯だから、許せるギャグであるが、実現することも18年周期であるのかもしれない。来年はきっと優勝しないだろう。

 巨人は、落ちるとこまで落ちるかもしれない。その方がすっきりしていていい。粛清がはじまると思うが、そもそも、外からいろいろ採るのをやめにして(どこかのLSに似ているかも)、若手を育成しようではないか。前にも書いたように、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」である。政界や学界は老兵が活躍しすぎの状況である。もっとも、政界や学界はスタートが遅いし、40代でも若手といわれる世界だから、まだ老兵ではないのかもしれない。S見君は、「就職した途端に赤いちゃんちゃんこでっせ」とよく言っていたものだ。

 ところで、大学のクラス会も動き出した。公取のY木君から名簿が送られてきて、クラス会の開催通知も来た。残念ながら、沖縄行きとかち合ってしまった。クラスはF2というフランス語第1外国語の変わったクラスで、メンバーも変わっていた。法曹関係者が5〜6人いる。学者には、私の他に、青木孝平がいる。大著『コミュニタリアニズムへ』(社会評論社)の著者である。彼は法社会学の研究室にいて、当時から奇才という感じだった。時々、9号館で会ったが、照れたような微笑みは、凄みのある知性そのものであった。本書は「コミュニズムの再生」を意図するものだが、共同体論に関心をもつ私にとっては、対決を迫られる重要な著作である。

 思えば、時は容赦なく過ぎていく。「あの頃は」と瞑想に耽ってしまう。しかし、「あの頃は」というと、学部ゼミ生の18番である、和田アキコの「古い日記」というとんでもない歌が耳にこびりつく。それも、謝恩会で披露した、ほとんど裸の女装も想起してしまう。「はの頃は〜」とくるわけである。まあ、実にうまいものである。バカダ大はこれでなくてはならない。

 究極のロマンティシズムを求めたいのだが、これも不能犯かもしれない。

ジャーニー to 小さな日記



 


norio

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