2003年01月12日(日) |
東野圭吾『毒笑小説』★★★★☆ |
 『毒笑小説』 東野 圭吾 集英社 (1996/07)
昨年末から我が家(自分と夫)の大ヒット、東野圭吾さんの笑える、短編小説集。
もう、おもしろいから読んでみて。と言いたい。 ごめんなさいね。おもしろさを具体的にお伝えできなくて。 でも通勤電車の中はやめといた方がいいかも。
私が5分笑いこけてしまったのが、「ホームアローンじいさん」。 落ちが、たまらないの。ああいうの好きなので。 相方はあのわかりやすさがいまいちらしいんだけど、吉本のお約束を思わせるネタ、最高だよ。
こんな書き方も、すごく好き。 「彼は七十歳を過ぎていたが、若い娘の裸が好きだった。とても好きだった。異常に好きだった。」 おじいちゃん、かわいすぎるよ…。
相方が、私が気に入りそうだと思ったのは「殺意取扱説明書」だそうだ。 それか「マニュアル警察」。
東野さんらしくて、「毒」「笑」だなあと思うのは、「エンジェル」「女流作家」「つぐない」。ちょっと切なくなるお話。
さあ今年も東野圭吾さんに楽しませてもらいます!
『毒笑小説』
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