| 2003年05月15日(木) | 
長新太『ぼくのくれよん』講談社★★★☆☆ | 
  
  『ぼくのくれよん』 長 新太 講談社 (1993/04)
  息子3歳のみならず、父親30うん歳、母親30うん歳も虜にしている、長新太さんの絵本。 多数の賞を受けている。「名作」になるのかな。
  そーんなことはどうでもよく、これも大きくて楽しい本。 本自体も大きいのだけど、ページをめくって広がる世界も大きい。
  おおきなクレヨンが、ごろごろ、ごろごろ。 これはぞうのクレヨン。 ぞうが「びゅー びゅー」と書くと、池だと思ってかえるがとびこみ、バナナだと思って動物たちがこぞって集まり、火事だと思って逃げ出して。 おさわがせなぞうはライオンにしかられてしまうのだけど…。
  いたずらっこはこのぞうのやりたい放題に心をくすぐられてたまらないのでしょう。 型にはまることになれてしまった大人はこの奔放さに胸のすく思いをするのでしょう。
  だんないわく、ライオンの顔が長新太さんそっくりなんだそうだ。 見返しの所に写真があるので、是非チェックしてみてね。
  「でもね」 で広がる長新太ワールド。もっともっと楽しみたい。
  余談だが、先日「ねこは…にゃあにゃあ、犬はぶうぶう」「ちがうよそれはぶた!いぬはわんわんー!」(すんごい嬉しそう。うらやましくなるくらい)と『じゃあじゃあびりびり』をネタにして、息子と遊んでた。 「ごりらはうっほうっほ」というと、「ちがうよ、ごりらはゆうゆうだよ」と。 笑えた。ちと感動した。だんなにも話したら納得して笑ってた。
  
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