| 2003年05月28日(水) |
森絵都『カラフル』★★★☆☆ |
 『カラフル』 森 絵都 理論社 (1998/07)
帯より。 「いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。 『おめでとうございます、抽選にあたりました!』 ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。 前世の記憶もないまま、借り物の体でぼくは さしてめでたくもない下界生活にまいもどり……
気がつくと、ぼくは小林真だった。
ぐっとくる!ハートウォーミング・コメディ」
さくさく、と読めるジュニア小説。かな? オチもそうくるしかないよなぁ、という結末。 「ぼく」の性格がこんなに開き直っていること、ちと大人びていること、が少々ひっかかるのだけど、必要なことなのかなー。
天使のアドバイスが沁みた。 いきづまった時、生きづらい時、「私」はこの体、この自分が今入っている体、この「誰か」の体にホームステイしている、と思ってみる。 そうすると、客観的に見られるからだろう。 ホームステイならば、いてる間は楽しんでやってみるか、と思える。(時も、ある)
長くてもたかだか数十年のホームステイ。 それならば「誰か」として、「私」はカラフルな世の中を満喫しちゃおうよ。
うん、そうしよう。
『カラフル』
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