| 2003年08月19日(火) |
戸梶圭太『溺れる魚』★★★★☆ |
 『溺れる魚』 戸梶 圭太 新潮社 (1999/11)
新潮文庫ばかりだな、ここんとこ。 と思ったら、そうだった新潮の100冊からテキトーに図書館に予約しまくったのを読んでいるのだった。
その中で、はずれも多くありましたが、これは、あたり! 相方は途中で放り出し、また森博シに戻っていきましたが、好きなのよこういうの、わたし。
重くて暗くて痛い警察小説に疲れてた私を、救い上げてくれた本。 なにもかもが、ぶっとんでる。 ふざけてる。 たまらない。すごく、スキ。
主人公は謹慎中の不良刑事二人。 一人は、趣味の女装のために万引き、一人は逮捕劇の最中に犯人の札束をネコババ。 そして彼等に公安上層から公安刑事の内偵を命じられる。 公安刑事が関わる企業の脅迫事件。
登場人物もストーリーも、漫画のよう。 ぼそぼそと描かれる本音が笑える。 歩く汚物の刑事と、潔癖性の上司のやりとりなんかが筆頭。
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