| 2004年01月04日(日) |
森下典子『日日是好日「お茶」が教えてくれた15の幸せ』★★★★☆ |
 『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 森下 典子 飛鳥新社 (2002/01)
新年早々、それにふさわしい素敵な一冊に出会えました。
お茶のお稽古に通い続けて25年。 その間に著者に訪れる様々な人生の転機。 そしてその時々での、きづき、成長。
それらが、とてもまぶしい。 『五感で季節を味わうよろこび』(帯より)を、いながらにして感じさせてくれます。
といって近寄りがたい世界を語っているわけではなくて、始めた当初の「お茶なんて古くさい」「順番完璧にすればいいんでしょ」「手順覚えよう」「茶会はオホホのおばちゃんの世界」といった印象も私も私も!と親しみを感じられてよいです。
長いことお茶の稽古を続けて初めて見えてくる(人によりけりでしょうが)ものを、書いて下さって教えてくださってありがとう森下さん、と伝えたい。 その境地までは無理でも近いところまで行ってみたいな、と思いました。
湯と水の音の違いや、季節をこまやかに感じられるようになったらとても素敵だろうこと。 野の花たちにも名前がつくと、「雑草」がいとおしいものになる不思議。
「お勉強」とひとりでしゃん!としてらっしゃるおばあさまの話も素敵。 読んでいて背筋をのばさなくてはと思います。
今年、お茶も始めてみたいと強く思っております。 せめて、親に用意してもらったお茶の道具でほっとするひとときを持ちたい。
実は熱しやすく冷めやすい金持ちの父親は、かつて家に茶室まで作ったハマリようで先生に来ていただいて家族で習っていたのだけど、私だけやってないのです。
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