| 2004年01月12日(月) |
松岡圭佑『カウンセラー』★★★☆☆ |
 『カウンセラー』 松岡 圭祐 小学館 (2005/02)
お久しぶりー!の松岡圭佑さん。 嬉しい嬉しい。しかも大好きな千里眼シリーズ。 一気に、といいたいところですがこの頃早寝早起きなので、二日かかって読みました。毎日読みたいのに、寂しい…。
ベストセラー『催眠』の続編。
ピアノの音から弾き手の気持まで読み取り、それを教育の場で活かしてきた教師、響野由佳里。 表彰もされ、認められ、社会的成功を手に入れたと思った矢先、「ムカついた」少年に両親とこどもを惨殺される。 少年法に守られ、罪を問われることなく日常生活へ戻る少年。 親の責任を果たしていると思えない親。 由佳里は聴覚以外の感覚も狂っていく。
そしてその由佳里のためにじっとしてられないのが、臨床心理士嵯峨。 嵯峨は由佳里を救えるのか。 救うのは、命か、心か。
読んでいる間も読み終えてからも、うううーんとうなってた。 世田谷の事件や他の実際の事件をふまえているのは確か。 由佳里が使ったツールもいまどき当然のものだし。
重い。『煙』のような重さがある話。 あれ?岬美由紀は出てこないの?とちょっと残念ではあったんだけど、粘り強く成長した嵯峨さんの活躍ぶりもよかったです。
面白かった、とだけじゃ伝えられない重いモノを残していってくれるんだなぁこの松岡圭佑さんは。 東野圭吾さんとこのオミヤゲの残し方は似ているなぁ。 続きが早く、読みたいです。(早すぎ?)
『カウンセラー』
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