| 2004年04月27日(火) |
宮部みゆき『誰か』★☆☆☆☆ |
 『誰か Somebody』 宮部 みゆき 光文社 (2005/08/20)
読み終えるの、つらかった…。 相方のアンチ宮部みゆきが、ちょっとわかったような。
帯より 「事件は小さいけれど、悩みは深い。 稀代の物語作家が魂を揺さぶる新たな代表作を、いまここに生み出した--」
いいすぎ。 稀代の物語作家は認める。彼女の時代ものなんてもう没頭しちゃうし、大好き。 代表作といっていいものもたくさん、ある。
けど。
この本はちがうんでないの。
「財閥会長の運転手・梶田が自転車に轢き逃げされて命を落とした。 広報室で働く編集者・杉村三郎は、義父である会長から遺された娘二人の相談相手に指名される。妹の梨子が父親の思い出を本にして、犯人を見つけるきっかけにしたいというのだ。 しかし姉の聡美は出版に反対している。聡美は三郎に、幼い頃の”誘拐”事件と、父の死に対する疑念を打ち明けるが、妹には内緒にしてほしいと訴えた。姉妹の相反する思いに突き動かされるように、梶田の人生をたどり直す三郎だったが…」
途中が、退屈すぎます。 伏線も、バレバレ。
最後の「おおおっ、そうきたか」も(予測できなかった私もたいしたことないが)たいしたことなく。
どの人物像も掘りさげ方が浅い。 『模倣犯』の豆腐やのおじいちゃんほどじゃなくていいから、もすこし書いてくれないと気持ちがはいりこめない。
私が、ただいまうつのお薬飲んでて、やっとこ本が読めるようになった状況で何もかも悲観的だからこんな酷評になるのかも。 でも同時に読んでるもう一冊では涙流して感動もしてる。
大好きな宮部みゆきさん、次回に期待したいと思います。 『誰か Somebody』
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