| 2004年05月25日(火) |
プチタンファン編集部 (編集)夫へ。大事な話があるんです―叱ってばかりの私〈2〉』★★★★★ |
 『夫へ。大事な話があるんです―叱ってばかりの私〈2〉』 プチタンファン編集部 婦人生活社 (2001/09)
目次を読んで、号泣したのは、初めてです。
帯より。 「宝くじ3億円当たったら要らない男とは思いたくない」 「やめなさい!!」と大声で子どもを怒鳴る。 ひどい言葉を投げつけて、子どもたちを傷つける。 お 父 さ ん に 聞 こ え る よ う に 。」
幼い子供を抱えて、時にはイライラして子供を叱り過ぎることがある 叱るというより、怒る。そして反省。その繰り返し。
同様の悩みを抱える母親たちが雑誌に寄せた投書を基に構成された本。
レビューより。 「時間的にも精神的にも追い詰められているのに、育児の負担や悩みを夫と共有できないのが大きな原因だ。子育ての責任などに一人苦しむ妻たちの実態が浮かびあがる。夫との関係を再構築するための専門家のアドバイスや、つらい時期を乗り越えた経験者の話も収録。育児だけでなく、夫婦のあり方を考えるうえでも参考になる。」
コドモは男女で授かったモノ。 育児も二人でするのが、スジ。 時間的に、物理的に無理な父親(母親もあるでしょう)がいることはわかります。でも、「参っている妻を精神的に支える」くらいのことは、難しいけれど、簡単なこと。そしてとても重要なこと。
この本を読むと、そういうこと以前(父親の自覚がないとか)の夫もいますが、いっちばん、大切で必要なことは、それだと思うのだ。
そしてそれをしようとしない夫。 きちんと伝えようとしない妻。 あきらめちゃった妻。 病んでしまった妻。
妻が病むのはまあいいさ。(よくないけど) でも、それって母が病むということで、母もだが、コドモが一番かわいそうだ。
そして実際、夫に言えない不満やストレスのはけ口を、弱者のコドモに向けてしまう母。
こころにのこったところ。 「小さいころに喪失体験を多く持つ人に、うつ病になる人が多いというデータがあります。(略)心が傷つきやすくなり、困難をより重く感じ、『生きるって大変』と感じがちになる傾向があるのです。」(P139)
「お母さん自身が自分の親に不満を抱いている場合は、自分もまた子どもに嫌われるのではないかという不安から、自分に完璧を求めすぎてしまうということもあります。いろいろ欠点があるのが人間だ、直す努力をすればいいんだと自然に思えればいいのですが、『欠点も含めて、丸ごと大切にされた』という実感がない人は、『欠点のある自分には価値がない、いないほうがいい』という否定的な考えに傾きがちです」(P139)
これ、先日の日記にもそっくりの箇所、なかったかしら? まさにわたし、これでした。
今は克服したけれど、頬の傷。欠点。 「で(それがあるからなに)?」という人がいる、と思えなかったか知らなかった特に父親の、「まあ大きくなってから化粧で隠せばいい」は忘れられない。
わたし、隠さなきゃいけないキズものなの…。 傷を気にせずつきあってくれる人たちは皆心やさしく素晴らしい人たちで感謝しなくちゃいけないの…。 傷のこと、心配してくれる両親の愛情、ありがたいって、手術することになった小6だったか当時の部屋の様子もポロポロ泣けたのも鮮明に思い出せる。 きっと、(なんか、ちがうんじゃないの?)と感じてたからだろう。
ちなみに今では目立たなくなって、お肌の手入れでマッサージすると血行がよくなり、「ここが赤くなるってことはそういうことだよね!」と嬉しがって相方に同意を強要する図太さをもつにまでいたりました。(オバサンになっただけ?)
目次です。 Prologue だれだって、やさしくされたいのです 1 叱ってばかりは「夫」が原因? (子どもは悪くない。わかっているのにやさしくできない 夫への不満を子どもにぶつけてしまう ほか) 2 どうせ聞いてない夫に話したって…(これからも、いろんなことをあきらめていくのかな 夫とわかり合うためには、もっとじたばたして、もっと食い下がってみる ほか) 3 逃げているのは、夫です(夫は、理解しようという気がない 早期に問題に気づいた人には、道を選ぶ余地がある。どの道を選ぶかは、一人ひとりに任されています) 4 今の自分が嫌。やさしいママに戻りたい(「うつ病」「パニック障害」と診断されました まず、子どもに嫌な感情を持つ自分を受け入れることです ほか) Epilogue 私たちが将来やさしくなれるための訓練なのかもしれません
『夫へ。大事な話があるんです―叱ってばかりの私〈2〉』
『叱ってばかりの私―子どもはかわいい。でも…』 ここにも苦しい思いの母がいる。
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