| 2004年07月10日(土) |
戸梶圭太『CHEAP TRIBEベイビー、日本の戦後は安かった』★★★☆☆ |
『CHEAP TRIBE-ベイビー、日本の戦後は安かった』 戸梶 圭太 文藝春秋 (2003/08/07)
副題。 「トカジがほじくり出す、できればなかったことにしたい でもそうはいかな、あなたもそこにいたでしょう昭和史」 「ダメ男の爆烈的人生」
この人の本を読むと「安い」の意味合いが違って来てしまうのは私だけ? 「安い」人間にはなりたくないな。 人間を「安い」だの「高い」だのいうような人間になりたくないな。 でも、ゴミ捨て無視開き直りオババさまや暴走ご近所迷惑走り屋改造マニアくんは「安い」。 と思ってしまう。
そんなことを思う私は、はいあがろうとしてるけどやっぱり「安い」人間なんでしょうね。 トカジ読んでるし。好んで。(相方は 絶 対 読まない) 読書の幅が広いってことで許してもらえないでしょうか。
一人の男性の昭和史です。 炭坑で死を日常のこととして過ごす少年時代。 やりたいやりたいやりたいやりたい(ヘッペしたい、というそうです)と悶々と過ごす青年時代。 極道と関わり、人生の裏街道をなんとか走り抜け、最期はトカジさん、トカジすぎます、この終わり方。もすこしなんとかなりませんか。 と頼みたくなる主人公栄吉の人生の終焉。
こんな昭和史もあったのでしょう。 もっと悲惨なものだって。栄吉は男性だけど、うちのばあちゃんも夫を早くになくして多くの子ども抱えて、ほんとーにがんばってきた。
苦労しらずや、私。
守られてきたし逃げてきたものね。
それを忘れず、できる範囲で守っていこう、大事なものを。
『CHEAP TRIBE-ベイビー、日本の戦後は安かった』
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