| 2015年11月06日(金) |
矢作直樹『おかげさまで生きる』★★★☆☆ |
 矢作直樹『おかげさまで生きる』
医師が教えてくれる、ひとつの生き方。
「一人の医師として、これだけはお伝えしたいと思います。 死は誰にとっても、残念な結果ではありません。」(p30)
「心の準備は、いつどこからすればいいというものではありません。 それは一人ひとりが普段から行うものであり、胸の内で静かに行ったらよいと思います。」(p36)
「そんな状況でも、忘れてはならないことがあります。 それは『すべては学び』という言葉です。」(p37)
「私たちは、すぐに答えを出さなければいけないと思いがちです。でも答えは、出すものではなく『出るもの』だと私は感じています。」(p48)
「今日と同じ明日が来るかどうかは誰にもわかりません。だから常に一期一会の心で、毎日を全力で楽しむことが、人生で一番大切なのです。」(p61-62)
突然平穏な日々が激変する、そんな状況が日常の中で過ごしているからこそ感じることなのかと思います。
毎日を全力で楽しむ。 難しいし、ついついそうしないことを選択してしまいがちだけれども、大切なこと。
「人生の課題は、しかるべき時に解決できなければ本人を追いかけます。 その時にうまく逃げたとしても、何か別の場面で形を変えながら、また同じ課題を突きつけてくるのです。不思議なくらい、これは誰の身にも起きます。」(p91)
課題に向き合う。逃げない。
「自分の置かれた場所を知る。判断する時に『客観視』ほど強い武器はない。」(p96)
「私たちがあの世に持って行けるもの、それは、様々な経験を通して得た記憶だけです。」(p100)
「つながりを切らずに、しがらみを断つ」(p106)
しがらみを断ち、つながりを大切にしていきたい。
「対話の中には、自分と相手にとっての大きな『学び』があります。複雑な日常で起きるトラブルからさえも、私たちは学ぶことができるのです。」(p114)
六道 「地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道」(p120)
「人生は『運・鈍・根・金・健』」(p130)
矢作直樹『おかげさまで生きる』
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