母のタイムスリップ日記
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2002年05月04日(土) きれいですね。

今日も面会にいけなかった。
気になりながらいたが5時近くになると、ああ夕食だな。あまりに遅いと
興奮が、夜まで引きずって迷惑をかけられないと自己規制をかけてしまう。
面会時間は、常識の範囲内でと言われていて、その範囲を掴めないでいる。
 我が家の夕食は遅かったし、就寝も遅かった。だから、こちらの常識は、
施設の常識でないのだろうと思ってしまう。
 一昨日、Oさんが私を見るなり今日の頭はきれいですね。と言った。
今までとても気になっていて、言わないでいたけど、髪を結えばいいのにと
いつも思っていたの。 本当にいいわ。
私は、髪が長く、上の方だけ束ねているのが通例。今は、美容院にも行けず
パ−マも伸びきっている。見苦しくない様ににとは配慮してるつもりだったが
自転車を走らせるので乱れていたかもしれない。

Oさんには、心配かけましたね。私もだらしないですね。と謝った.
母も私の娘によく言ってた事を思い出した。もじゃもじゃの頭をみて、櫛で
梳かせばいいのに...。と。今、これが流行よ。と言うと変なことだね。と
笑っていた。
それを、思い出して帰り道はくっくっと思い出し笑いをしてしまった。
 
病になると、ある面では実に率直になる。近しければ近しいほど。
とすると、彼女もきっと、私のこと娘を見る思いだったかなと思った。



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