母のタイムスリップ日記
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2002年08月01日(木) 向こう3軒両隣。


この町に住みだして4年目。

この町は、隣近所と少し距離感がある。

隣の家の人が何をしている人なのかあまりわからない。

でも、顔見知りでは有り、あいさつや、立ち話程度は、

そこそこある。

 でも、深入りはしない。

これぐらいの距離感があるほうが、住むのは楽かなとも

思う。

 でも、この先、何か起きたときに助け合う事は、出来るか

と考えると わからない。

 この度、私の病で、お向かいの奥様に助けていただいた。

具合が悪いと解ったら、お粥さんを炊いて、おかずを添えて

運んでくれた。

夫もお粥さんを炊いてはくれ、それも美味しかった。

 でもお向かいの奥さんのカニ入りのものもおいしかった。

それより、気に留めて、もらった事の方が、もっと嬉しかった。

お向かいの奥さんは、買い物もして下さった。

生協を使っているとはいえ、熱の高い状態だと、食べたいものも

変わり、また、家族の食事も手を掛けられず、簡単な物に逃げた。

 だから、毎日の買い物は、とても助かった。

今でも、買い物に行く前には、声を掛けてくださる。

 本当に有難かった。

以前に住んでいた団地では、子供つながりの友人がおり、お互い

助け合った。

 ここでは、子供つながり等出来ないので、お友達も出来難い。

母が在宅のころは、毎日散歩していて、名前も解らない人から、

挨拶をされ、母がしきりに羨ましがられた。

 お年寄り世帯の人が多かった。

社会はこれから、高齢化に拍車がかかる。

そして、介護も在宅中心になっていくのだろう。

ここだって、例外ではない。

 もう少し、横との繋がりを整備しなければならないと感じる。

新参者の私に出来る事は、少ないが、せめて、お向かいの奥さんと

ちょっと、考えてみようと思った。

 うるさくない程度の助け合いは、案外難しいかもしれない。








 







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