母のタイムスリップ日記
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| 2002年10月02日(水) |
今日はやけにトンチンカン。 |
今日、居室で暫く話をして、トイレに誘導したら、「私初めてここの おトイレを使うの」と母が言った。 「どこか わかる?」と尋ねたら、「さあ?」と言う返事。 「行ってみれば判るかも。」と声を掛けて後ろから付いて行くと迷う事 なくトイレへ直行。 汗をかいていたので,清拭。歯磨き等を済ませて散歩に出る為居室を 出た。 すると、「顔をあらったばかり・・・」等と言いながら、 「お早うございます」と皆に挨拶していた。 三時のおやつを、一緒に食べた後なのに・・・。 いつもなら、散歩に出る時は、「断って行かなくちゃ」と言うのに今日は その言葉もなかった。 外では、特に変わりも無く「コスモスの赤がきれいだねえ」と感嘆の声。 途中、入所者が散歩していた。「お久しぶりですね」と母が声をかけた。 相手も、ニコニコしていた。 更に散歩を続け、稲穂が色付いているのをみて、「実りの時だねえ」と 言った。 母は、観たままを言葉にするが、今の季節を言い当てる事は出来ない。 散歩を終えて、施設に戻ると、「お久しぶりです」と頭をさげた。 「自分の部屋 わかりますか?」問うと「さあ、判るかな・・。」と言い 間違う事なく居室にはいった。 こういう事は、在宅していた時もあった。自分の部屋に入っても、 「そうそう、ここだった。懐かしいなあ。」と言ったり、「ここは、よく 覚えている」と言ったりした。 毎日、過ごしている場所でも、久しぶりに来た様な感覚になる様なのだ。 「久しぶり」と声をかけられた看護婦さんが、「痴呆だから 判らない」と 反応しかけてから、「日々新鮮でいいねえ・・。」と言い直していた。 私の方が 内心「むっ」としてしまった。 母が気が付かないのだし 気にする事でも無いのかも知れないが・・・。 複雑な気持ちとなった。
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