母のタイムスリップ日記
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2003年03月24日(月) こんな私でも喜んでもらえるの?


 午前中の内に施設に出向いた。
今日は、できれば美容院とかかりつけ医に行きたかった。
午前中のうちに美容院に駆け込みカットしてもらう。
「男の人みたいになるから」と母は刈上げを嫌っているのだが今回に限り許してもらおう。通院なども増えてくるので美容院に行く事が少し遠のくかも知れないと思うから。
ごめん。よくなったらまた少し長めに戻すからね。

家に戻り昼食。
スナックえんどうをテーブルに載せると直ぐに手でつまんで食べ始めた。
急いで、お味噌汁、ご飯、お肉、かぼちゃサラダ、トマト等を並べた。
母は、上手に箸を使い食べる事が出来た。
が、食べ終えると直ぐ腹痛を訴えた。
おそらく便秘と言うほどではないが詰まりかけてガスが溜まっているのだ。
数回トイレに通いようやく大が。けれど、その後も痛みのあるようで「おかちゃん」と小さく呟く。入浴で身体を温める事にした。
幸い母も入るという。
入浴後は腹痛も治まりほっとする。
お茶を飲み終える頃には 日が傾き始めていた。
通院を諦め施設へと戻った。

母の言葉に耳を傾けていると判らない事、表現できない事に相当不安があるように感じる。
「忘れられてしまう。忘れられてしまった」という言葉を耳にした。
其れは、私がほんの数分母を一人部屋に残した時のことだった。
メモを残し離れる事もきちんと説明したのだが…。
読めていたし「はい。わかった」といっていたのだけれど…。
記憶に穴が開いているのかな?」顔を見せればとても安堵した表情になった。

そういえば、「こんな私でも人に喜んでもらえるの?良かった」とも言った。
其れは、トイレでちゃんと用を足せた時「良かった。嬉しいね」と母に声をかけた時に返ってきた言葉だ。
人に世話ばかり掛けるという思いでいっぱいなのだろう。
私にしてみれば、好転している状態をつぶさに見せてもらい嬉しいのだけど、母にはきっと辛い事なのだろうと思った。
そういう記憶こそ消えてくれれば母はもっと楽になれるだろうに。

明日は3月生まれの誕生会だ。母とFさんが主役の日である。



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