母のタイムスリップ日記
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2003年06月15日(日) 母に借金を申し込む人(とんだ父の日)

 今日は、父の日。
昨日、ちょっとした弾みで 娘と共にプレゼントを買う事に。
母を送り届けてから、娘のお買い物に付き合ってデパートをウロウロ。
娘は、私が最近洋服を買っていないのを気にして見るようにと言った。
イースト○ーイのショップを見ていた。
娘と二人 漫才宜しくおしゃべりしながらいるとショップのお兄ちゃんがあれやこれやと運んできてくれる。
「イヤーいくらなんでもねぇ。そりゃ、若すぎるって。これでも、おばさんには、おばさんの物差しがあるのよ」と言ったりしながら試着を試み何点か買った。その時「明日は、父の日だな」と男物に目をやって「でも、サイズがないし時間もないから今日はやめておく」と言ったのをお兄ちゃんは聞いていたのだろう。会計を済ませると「これ、使ってください」と父の日のカードをくれたのだった。其れは、オルゴールつきのカードだった。
ありがたく頂戴した。
その足で、スーパーへ。
「パジャマ全品20パーオフ」これにひらめきを覚えて…。
夏用パジャマの新調。(夫のです)
娘の悪知恵で「イースト○ーイの袋に入れ替えてカードを入れれば、お父さんはメーカーなんて分からないから…」
魔が差した私は、直ぐにのってしまった。
準備完了。

今朝、誰からか電話が来た。
「人の保証人になっていたが、相手が立ち行かなくなり保証金を支払わなければならない。ついては、お金借用したい。日曜の朝から辛気臭い話で悪いね」と誰かが言った。
細かい説明をしていたが…。

保証人とは、自分で負える額を保障してあげるものでないの?
お金がない人が保証人になってどうするの?
とは思ったが、黙っていた。

家には、誰かに貸して上げるほど余裕はない。
という事は、母のお金である。
私達だって借りたいと思ったことは何回かある。
でも、母のお金である。それだけは辞めようと一線を置いてきたし、母の為の出費はこちらで負担もしていた。

夫にチラッと言ったら、烈火のごとく怒り出した。
「お前は、また、あいつたちの味方するのか…」
「いや…。味方とかじゃないのだけれど。親ならそうするだろうと思って…」
嵐が起こりそうになり、ちょっと、後退。
母の立場で考えれば、合いにも来ず連絡すらよこさない人にお金なんてなんて…。でも、父なら嫌と思っても出すだろう。
「オーマイゴット」
そこに、娘の助け舟。
父の日のプレゼント作戦。
「○×ちゃーん。今日は父の日でーす。いつも、家族のためにお仕事してくれて有難う」とプレゼント。
すると、夫の機嫌は、たちまち落ち着いてきた。
オルゴールも「地上の星」だった。これも、利いた。
なんとタイムリーなのだろう。
あの、ショップのお兄ちゃんに感謝感謝。

夫は、今日もお仕事。
家を出る時「俺に言わないで見えない所でやってくれ」と。

「ふーっ」
治まって良かった。
「ふーっ」これから、どうお金を動かそうかな?
頭が痛くなる。

誰かとは、ご想像の通り母の息子たちである。
父がなくなる直前に父自身が 預金のすべてを母名義に変えて逝った。
母を見る人に、託す意思があった。
其れを、不注意でお金が要る様になった人に貸すのだ。

夫の怒り、娘のあきれ顔。
それでも、私は 腹が立たないのです。

弟たちは、お金の事は話したけれど「お母さんは、どう?」とは一言も発しなかった。無性に哀しい。
「お父さん。お母さん。これで、いいのですか?いいのですよね」
「もう、この世にはいないとは言え とんだ父の日ですね」



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