母のタイムスリップ日記
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2003年07月20日(日) 少しの我慢

 昨日、TBSの永六輔の土曜ワイドを聴いていたら、植物学者が言っていた。「森の世界」は、少しの我慢の在ったほうが、良く育つのだそうである。
我慢のない完全状態だと、滅びてしまうのだそうだ。

人間にも言えそうですねと、六輔氏が言うと…。
今我慢のない人は、その先滅びが待つだけ…と笑って居られた。
「いえ、植物の世界の話ですよ」と言ってはいたけれど、含み深かった。

単純な私は「そか、母にも、私にも、家族にも少しの我慢があるからこのままがいいんだな」なんて勝手に思ってしまった。

それにしても、「少しの我慢」って…。
ある人には、少しであっても、別の人には、とても重たくて…。
受容度の違いは、かなりなのだろうな…。

似たようなことで「不幸」がある。
「不幸な人には近かずかない」と言う言葉。
これまで、2度ほど耳にした事がある。
「不幸」が伝染するからと言うのである。
でも、不幸って、実態のないものじゃないか?
捉え方が違うから…。
どん底で苦しんでいる人がこの言葉を聞いたら嫌だろうなと思った。
一体、最初に言った人って どんな場合を想定してこんな事を言ったのだろうな。

今日、夫のスーツを見に家族で出かけた。
嫌がる夫を引っ張り出したのは娘である。
やはり、娘には弱い。
結婚して以来、服の購入は私の役目。
採寸して適当に見繕うのである。
もう、一緒の買い物なんてした事がない。

それでも、今日はしぶしぶ出かけた。
サイズも見つかり、それでいいんじゃないと思ったけれど「買わない」と一言。そして、一人去っていった。
娘と私は気を取り直し、あちこち見て気分転換。
娘は、途中で夫の携帯に電話したらしい。
事もあろうか「いい加減にしなさいよ。誰のためにここまで来たのよ」と言ったらしい。夫は、ぷつっと携帯を切ったらしい。
そろそろ、帰ろうと思ったら、夫がエスカレーターで上がってきた。
仕方なし、私たちも上に上がった。
やっぱり、夫は気にはなったのだろう。
でも、結局のところは買わなかった。

「不機嫌」の重たい空気が車いっぱいに広がっていた。
帰宅までの車内の数十分は、気まずい空気…。
私は 夫がこうなる事はわかっているので、あまり気にしない。
いい気持ちでは ないけれど、仕方ないと言った所である。
娘もさすがにもう何も言わなかった。
言い過ぎは、充分承知しているだろう。
帰宅して娘は美容院に出かけた。
夫は…。何だかとてもさびそうに小さく見えた。
やはり、娘のきつーい言葉は、ショックだったのだろう。

夕食も二人で食べ。
仕方ないのでテレビを一緒にみた。
夫の好きな鉄腕ダッシュ村。その後、ネットで、そのページを引き出して欲しいというので引き出してコピーしてあげた。
ここらあたりまで来ると、夫も落ち着き、ほっと安心。
全く難しいなあ…。

別に悪い人ではないのだけれど、きっと、面倒なのだろう。
やっぱり、別の日に買って来るしかないみたい。

これも、やっぱり「少しの我慢」で、いい家族に育っていくと言う事にしておこう。





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