2002年08月18日(日)
搭乗手続は15分前までにすまさねばならないというのに、 まさにその刻限に羽田に着いた。 まだ座席番号が記載されていないチケットを、 自動チェックイン機は無情にも突き返す。
仕方なく有人カウンターに並ぶ。 何台もある自動チェックイン機に人はまばらなのに いくつもないカウンターにずいぶんな行列ができてしまうのはナゼ。
並んでいる間に10分前。 すでに搭乗口を通過していなければいけない時間。 なのに、ぼくはまだカウンターにいて、 なんでこんなことになるかなぁと他人事のように思っていたりする。
朝刊の書評が原因だろうか。 にわかに読みたくなった本を、出がけに探しに行ったのがよくなかったのか。 ちなみに、それは「グッドラックららばい」という身勝手な家族の物語。
あるいは出発直前、責任を持って最後まで食べろと妻から言われていた 白くまのアイスキャンデーを未練がましく食べたのがまずかったのか。 白くま。こいつのせいで、ぼくは2ヶ月の単身生活で落した体重を たった1週間でほとんど元に戻してしまったのだった。
いやー。いったいどれだけアイス食うとそれだけ太るんでしょう。 というか、2ヶ月でどれだけ体重落ちてたんでしょう。はははー。 詳しくは書きませんが。
などと言っているうちに順番。 あたふたしたことは大嫌い、のんびりいこうよといった風情、 精一杯なんでもない声でぼくは言う。 「あー、次の便への変更をお願いしたいんですが」。
「うふふ。乗り遅れちゃいましたね。 この次からはもう少し早めに来ましょうね」 などと言ってもらえたら、どんなに気が楽なことだろう。 そういう人と人とのコミュニケーションを、 航空会社はもっと大切にしような。
というわけで、予定より1時間遅れて、ぼくは北海道に戻って来た。 もう30分遅れるとバスがなくなり、2時間に1本の電車を待つ身の上。 気温19度に、そんな仕打ちはきっと堪える。 で、明日は北の新学期。
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