2003年01月19日(日)
昼前に目が覚めた。 天気が崩れないうちに、雪に埋もれた川の写真を撮りに行く。 あったけーな、おいと思って見上げた電光掲示板には気温マイナス2度の表示。 てくてくさくさくと歩いていると、体はぽかぽかとしてくるほどだ。
だが、この町の人は歩かない。それはもう驚くほど歩かない。 徒歩3分の距離にある商店にさえ、5分かけて雪を払った車で乗りつける。 それが癪にさわる人は、どうせだからと20分先の隣町まで買出しに行く。
雪と寒さがそうさせているのだが、 長い冬の間に身についてしまった習慣は、夏が来ても変わらない。 結果、1年を通して町中で人の姿を見ることは稀となる。 ただでさえ過疎の町は寂しいものであるのに、北国のそれはなおさらだ。
というわけで、ぼくは無人の荒野を行く面持ち。 ポストに郵便を投函することさえ車に乗ったまますませようとする人たちを尻目に。 あんたらなー、そんなだと足が萎えるぞと毒づきながら。 ぼくを見ろ、この健脚をといくぶん誇らしげに。
そんな元気も、しかし、行き道だけで、帰りはすっかり冷えてしまった。 零下20度の5分よりも、マイナス2度の1時間の方が当然ながらこたえるのだ。 鼻水をずるずる言わせての帰還。しかも、にわかに降り出す雪。 間が悪いのではない。たぶん、ぼくがお調子者なのだ。
久しぶりにたくさん、しかも雪上をずぼずぼ歩いて疲れたのか、 夜8時には夕食もとらないままに寝てしまう。 おいおいという人はいない。そろそろ起きないと、と声をかける者もない。 目が覚めたのは午前零時前後。
こんな時間に起き出して、ふと思いついたようにごそごそなにを始めるかというと、 懸案だったサイト内のディレクトリ移動。 無秩序にページを増やしているうちに、管理しきれない状態になっていたのだ。 ルートディレクトリに49ページもある写真館が今日の標的。
と意気込んでいたらば、同じように夜を徹して起きているshizukuさんを発見。 などとさも偶然のようにいってもみるが、 お互いの掲示板で時間差チャットめいたことを繰り広げつつの作業、 楽しいので全然はかどらない。
いいのか、そんなことで。 よかぁない。
その合間に、今度はこんどうあいこさんのリニュ現場を目撃。 しかもキリ番を微妙に逃したことで、逆にお祝いされてしまうので、 でへへと喜びますます作業ははかどらない。
そんなことで本当にいいのか。 全然よかない。
結局、すべての作業が終わったのは午前8時半。 その後、昼近くまで寝て今に至る。まもなく午後3時半。 次はいったい何時に寝て、どれほど眠れば まっとうな生活のリズムを取り戻すことができるのだろうか。 ちょっとスリルだ。
というか、ものすごく自堕落だ。
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