2003年02月19日(水)

■ いいのか、それで。そんなことで。

考えてみると。
というか、なにか考察した結果のようだし、
ここは、はたと気がついてみたら、というべきか。

とにかく気づいてみたらば、
現実から逃避しようがしまいが、どちらにしたって、
どうせぼくは絵を描いているのだった。
これはいけない。

正しい現実逃避とは、
ふだんやらないようなことに没頭することをいうのではなかったか。
たとえば、試験前ににわかに机の整理を始めてみたり、
弾きもしないギターの弦を突然張り替えてみたりというように。

ところが、近頃毎日のように気分よく絵を描いているぼくは、
父入院の報に接しても、やはりせっせと絵を描いていたりする。
これはちょっと問題ではないか。
少なくとも、傍で見ている者には疑問を呈させる態度ではなかろうか。

っていうか、都合の悪いことを長時間考えていられないのだな、ぼくは。
仮に都合がいいことでも、ひとつのことを突き詰めては考えることができないし、
考えてもどうにもならないことをあれこれ思い悩んだりなんて絶対しない。

つうか、そもそもモノを考えたりはしないのだな、ぼくは。
思いつきとか気の迷いとか、魔が差したとか。
そういうものによって動いているわけだ。
だもんで、おとぼけダディについても同じ。

そんなことよか、おとぼけダディというこの命名に、
ぼくは今ほくそ笑んでいたりする。
いいのか、それで。そんなことで。


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