2003年02月23日(日)

■ 頭ごなしに否定する。

無気力。そうだ、無気力だった。
思い出せなかった、無関心、無感動と並ぶもうひとつ。
それら三つを合わせて三無主義と評された学生時代を、
ぼくは送っていたのだった。死語だがねー。

というわけで、今日は「無」のつく言葉で、
現在のぼくの在り様を示してみたい。
即座に思いつくのは、無知とか無節操とか無能などだが、
ちょっと考えれば、無秩序、無教養、無為、無益などわらわらと出てくる。

だが、無垢というのはいくらなんでも当てはまりはしないだろう。
無辜もだめだ。無味であるかもしれないが、無害や無臭でもない。
今のところ無職もちがうし、無色でいるのは人間には難しい。

ならば、無糖はどうか。糖尿病でなければ、そう主張してもいいのか。
無添加。輸血を受けたことがないとか、点滴の経験がないとかか。
無用。生を受けたことを真っ向から否定していないか、それは。

これらのことからわかるのは、ぼくのような人間であっても、
すべてを頭ごなしに否定しつくすのは難しいということだ。
誰しも無欠でいられないように、それは無理というものです。

 ☆彡

今さらだけれど、田口ランディの「コンセント」を借りて読む。
主人公は股を広げすぎという当時の書評はその通りかとも思うが、
初版からの2年半を、ぼくは無駄にした気持ち。


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