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このネタはなんだ、うちが体育祭だった頃に考えてたので6月ごろかなー、と思うんですが、先日モチヅキとの電話のなかでそういう話が出たのでちょっとばかり書いてみたわけよ。 く…くだらねぇ…。 -- 赤い空はもうすっかり暗くなり、殆どもう夜といってもいいような空の色を亜久津は教室の窓からただ眺めていた。 カラカラと音をたてて、千石がやってくる。 「おまたせー♪」 「待ってねぇよ」 「…何見てんの」 「空」 「……あー…もう暗いねぇ」 「…………ぁあ、」 まだぼんやりと空を見ている亜久津の隣の席に千石は座る。亜久津はそちらを見る事なく空を見ている。 「………ねー亜久津〜?」 「ぁあ?」 「来月体育祭あるじゃん?」 「……しらね」 「勝負しよっか」 「は?」 ようやく千石のほうをみた亜久津に、千石はいつもの笑顔を向ける。 「クラスで応援賞とったほうが勝ちってことで、どう?」 「嫌だ」 「……美味しいモンブランのお店見つけたんだけどな」 「…………」 「…好きなだけ食べさせてあげようかと思ったんだけどなぁー…」 チラリ、と視線を送った千石と、亜久津の視線がかちあう。瞬間まるで弾かれたように亜久津が視線を反らすのを見て千石はニヤリと笑った。 「…言う事聞いてくれたら、亜久津の好きなものあげるし、好きなようにするよ?」 ずい、と間近に迫る顔から顔を背け、亜久津は黙り込む。 「…俺が勝ったら、ちゅーするだけでいいよ?」 「………」 「なぁに、うたがってんの?」 「………ほんとに、」 「んー?」 「…ほんとにそんだけか?」 「……他になんかさせてくれんの?」 「ッさせねぇよ!」 「ならいいってコト?それともダメなの?なーんだ、あっくんは案外臆病だねぇ…」 「…ッのやろ………やってやろうじゃねぇか!」 「さっすがvじゃあ明日の総合の時間にでもその事について話すとおもうからぁ…応援団長になってね?」 千石の台詞に、亜久津が凍り付く。 「…………は?」 「何、団長になってクラスをひっぱってこそ勝利でしょ?」 まるで予想していたかのように、焦る事もなく先程の笑顔が張り付いたままで千石は言う。当然のごとく亜久津は千石を睨み付けた。 「……てめぇ……」 「あ、途中放棄したらペナルティで亜久津を俺の好きなようにさせてもらうからv」 「……ッわかったよ!」 -- 続く。 ていうかここじゃないんだよ、私が書きたいのは準備中の話なんだよ…。(いや、本番もだけどもね)
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