2002年08月04日(日) |
●阪神7ー8ヤクルト 阪神甲子園球場 |
ナイスゲームだった。 正しく死闘…勝ってればヒーローという選手を挙げれば、枚挙に暇なしといった感じである。 若手の奮闘に負けじとベテラン勢も頑張った。 しかしその輪に加われなかった人間がいる。片岡だ。 このゲームで一度もリードを奪えなかったのは、彼が結果を出せなかったからだ。 内容はよくなってきている。思い切ってスイングしに行っているし。 でもやはり彼は結果を求められる存在だ。 勝負どころのこの時期に、「形はよくなってきている」じゃ話にならない。 3回、7回、9回と得点圏に走者を置いた場面で、打点をあげる事が出来なかった。 3回は四球であったが、3連続適時打で動揺するバッテリーの配球を読み切って狙ったストレートをファールにしか出来なかった。 9回はストレートのみで攻められ、敢え無く三振。 4番の濱中が一発警戒で逃げられ四球を得たのとは、全く好対照であった。 はっきり言って、マウンド上の五十嵐にはナメられていた。 寂しい事である。
それにしても濱中は、すごい選手になったものだ。 ヤクルトの警戒ぶりは、讀賣の55番並みである。 長打警戒で外にしかこない場面でも、きっちり右中間方向に叩いている。 ポイントを近くまで呼び込んで、きっちり打ち返せる形がとても綺麗だ。
バルデスは闘志溢れるプレーを見せた。 10回赤星の中前打で、3塁コーチャーの制止を振り切って爆走した場面もよかった。 調子はよくなかったように見えたが、粘投して3回を0に抑えた。 先日志願登板したムーアとともに、阪神にはファイティング・スピリットを持った外国人がいて、頼もしいよ。
あと関本、、、ここまでくれば神懸りとさえ言える。 スローイングを含めた守備に難点はあるが、使い続けて欲しい選手だ。
最終回、今岡の二塁打も鬼気迫るものがあったな。 外角攻めを徹底して、右中間を詰めた守備陣形を見て打ったんだろうね。 鈍足ながら、ヘッドスライディングでかっこよかったよ(笑)
まだ死なないな、このチームは。 8/16・17、神宮へ行くのが楽しみだ。
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