2002年09月24日(火) |
○阪神3−2虚人 阪神甲子園球場 |
ある意味、歴史的な一戦を現場で観た。 試合には阪神が勝ち、讀賣が優勝を決めた。 昨日の日記で書いたんだが、あれほどまでに苦悩したのが嘘のように、行事(胴上げ)を冷静に見られた。 その背景には、阪神がサヨナラ勝ちをして溜飲を下げた事もあるが、それ以上に讀賣の野球が下らないと感じたからかも知れない。 7回にヤクルトの敗戦が伝えられて、優勝が決まったのにも関わらず、讀賣は二度も敬遠策を採ってきた。 勝って胴上げをする事に拘ったのかもしれないが、セントラルリーグをぶっちぎりで制覇したチームにしては、やる事がお粗末だと感じた。 そんな勝負の避け方をして、例え勝ったとしても、ファンは納得するのだろうか・・。 最後は暴投により決まるという陳腐な結末とともに、讀賣ファンにとっては、感激を半減させられたのではないか。
TVでは、「阪神ファンも優勝を祝福している」等と伝えたらしいが、現場は二分していた。 内野席の中には、拍手をしている人もいたが、外野では思い切り「帰れコール」が起きていたし、物が投げ込まれていた。 これが現実だ。 マスコミは讀賣寄りに物事を考える傾向にあるから、そういった解釈も生まれるのだろう。 関西の阪神ファンは、讀賣に対する嫌悪感が相当強い。 心から祝福する人なんて、そういるもんじゃない。
それにしても9回に同点弾を放った濱中は、本当に大きな打者になったもんだ。 優勝を決める相手の抑えのエースから、追い込まれた場面でバックスクリーンに運んでしまうのだから。 彼には、讀賣に対する気持ちみたいなものも感じる事が出来る。 阪神タイガースの中軸として、立派に成長していく事だろう。 頼もしい限りだ。
あと、現場に行くまでは、もっと讀賣ファンで溢れ返っていると思っていたが、そうでもなかった。 確かにいつもに比べれば、かなり多かったが・・。 これも今年の阪神に対する評価なのだろう。 そして来季への期待も込められているはずだ。 優勝を決める一番でも、讀賣に聖地を占拠させなかった阪神ファンに誇りを感じた。
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