2002年11月09日(土) |
高校野球−秋季近畿地区大会ー(非阪神ネタ) |
来春のセンバツ高校野球大会の出場校を選出するのに、重要な参考資料になるのが秋季地区大会だ。 私の住む近畿では、今日準決勝ニ試合が行われた。 その4強に唯一公立で食い込んだ高校がある。 奈良県立斑鳩高等学校だ。 近年力をつけてきているものの、甲子園まであと一歩届かずという状態が続いている学校だ。 奈良といえば、ここ32年間の夏の選手権大会の出場を、智辯学園・天理・郡山の3校で独占している。 (春は近年、高田や橿原等が出場しているが・・) 今年の斑鳩は、郡山・天理を破って県で優勝し、近畿大会でも神戸国際大付・南部を連破している。 そして今日の準決勝では平安に3−4と敗れたものの、試合内容から見て、普通であれば、来春の甲子園切符を手に入れたと言える。 ところが、不祥事が発覚した為、その処分がどうなるかわからず、もしかしたら初めて手に入れた甲子園出場の権利を失うかもしれない状況になっている。 公立高校を応援する私としては、非常に残念だ。
この近畿大会には、古豪箕島が出場していて、1勝を挙げている。 昔一世を風靡した同校も、近年は智辯和歌山や南部等に押され、甲子園から遠ざかっている。 是非甲子園へ駒を進めて欲しい学校だが、和歌山代表の3校が全て初戦を突破した為、非常に厳しい状況だ。 近畿準々決勝で敗れた智辯和歌山が優勝すれば、少し希望が出てくるかもしれない。 ちなみに和歌山県大会では、準決勝で箕島が智辯和歌山を破り、南部が箕島に圧勝して優勝している。 これらを見ても、微妙な相関関係にあると言える。
大阪は3校とも初戦敗退した。 近年、大阪の高校の力は落ちていると言わざるを得ない。 優秀な選手を全国へ輩出している為だ。 商業主義的な発想で、来春のセンバツに大阪代表を選出しない事を願う。 昨年の大体大浪商の選抜にも疑問を抱いたが、同校は少なくとも近畿で1勝していたから納得は出来る。 今年は全校初戦敗退なのだから、救済措置等あり得ないはず。 大阪・兵庫の学校が出なければ、集客出来ないという事情で選考しないで欲しい。
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