「スカイA」の「猛虎まるかじり」で、うねり打法について詳しく取り上げていたのを観て、 やっとその打法の理論が解った。 解説の門田氏が、田淵コーチに詳しく聞いていたのだ。 ライターの西本氏が、「これを文字で伝えるのは難しい」と言っていたが、 正にその通りだと思った。 同時に実践するのは、もっと難しい。 濱中等は、これを理解し習得するところまで来ているのだろうか?? 若い桜井に伝わるか?? こういう見方をしていくと、来季以降、楽しみが増えるかもしれない。
門田氏の打撃理論の解説は面白い。 氏は、「今の阪神の打者で、打撃練習中に、 軸足が痛くてたまらなくなる人がどれくらいいるのだろう?」と語っていた。 自分の現役の頃は、前監督の野村氏と共に、痛くて堪らなかったそうである。 この事は、ジーズン中の試合前の打撃練習を見ていると理解出来るような気もする。 練習中にスタンドに放り込む選手は、驚く程少ない。 ポンポン放り込むのは、広澤ぐらいじゃないかな。。 中軸を打つ選手も、外野に行った打球は失速するケースが多いのだ。 バース・掛布・岡田・真弓等の打撃練習は、面白かった。 スタンドインは当り前で、どこまで飛ばすか??みたいな、 言わばショー的な要素すらあったと思う。 開門が早まる讀賣戦等で、こういう光景を観るのが好きだった。 彼等と比べるのは、無理があるだろう。 しかし今の選手は、「本当にプロなの??」等と思ってしまう事がある。 よく「甲子園だから本塁打数が少ない。 他所へ行けば、○○本ぐらいは打てる。」等と言う人がいる。 私はその意見を聞く度に、疑問に思うのだ。 今の阪神に、そんなパワーを持った選手は少ない。 但し、ドームが本拠地なら別かな・・。 ドームは風の抵抗を受けないという条件もあるが、 年中温度を調節してあるので、快適に野球をする事が出来る。 甲子園によく行く人なら解ると思うのだが、 夏場の湿気がある時など、じっとしていても汗が吹き出てくる。 こういう環境で1年プレーする選手は、大変だなぁとつくづく思うものだ。 でも甲子園を本拠にするという状況は、今後も変わる事がないはずなので、 やはり阪神の選手は、その条件を克服する必要がある。 強い浜風等に負けない為には、シュアな打撃も必要だが、 何と言ってもパワーをつけなければならない。 「うねり打法」、、これを見に付ける事は重要だ。
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