優勝が決定した瞬間の事は、既にUPした通り。 ここでは少し補足をしておこう。
実は、この日は胴上げの可能性もあるという事で、もしかしたらトラッキーはAさんになってたりはしないか?等という淡い期待があった。 そんなのあり得ない事だとは解っていても、もしそんな演出があったとしたら、阪神球団営業部もイカす奴等だなとか思っていた。 で、やっぱりそんな事はなかった。 それどころか、この日Aさんはナゴヤドームの限定マスコットを勤めていたという話さえある。 この話は裏をとれたものではないので、あくまで一部の人からの情報によるものだから、信憑性については分からない。 でもこれが真実だとしたら、こんな悲しい事はない。 Aさんは、トラッキーが、、甲子園が、、、よく似合う人なんだ。 ましてや待ち望んだ優勝の日に・・・なんてね。。
優勝セレモニーの中では、胴上げも然る事ながら、ペナントを持っての場内一周が楽しみだった。 選手が近づく瞬間、、皆がどういった表情で歩いてくるのか、、 これが本当に楽しみだった。 しかし感動は一瞬にして途切れた。 最後尾に、Aさんではないトラッキーがいたからだ。 トラッキー問題が一応終結した後(納得した訳ではないが・・)、私は極力トラッキーを目に入れないようにしてきた。 見たら、絶対Aさんのパフォーマンスと比較し、落胆するからである。 大好きなタイガースの試合を観戦しに来て、嫌な思いをするのを避けたいという思いがあるからね。 でもこの日は、場内一周の後も、目の前に飛び込んできた。 万歳を繰り返し、球団旗に包まってみせるだけのマスコットがいた。 これには正直萎えた。 封印してきた筈の「Aさんならどんな演出をしてくれるだろう・・」という思いが、頭を擡げてきた。 その思いを断ち切る為に、一緒に観戦し続けた人と話をし、写真を撮り続けた。 感動の時を途切れたままにしたくなかったからである。 それをする事によって、萎えた気持ちを葬り去り、楽しむ事が出来たのでよかったけどね。 一緒に居た人達に感謝・・である。
球場を後にしてからは、今津で飲んだ。 虎○さんが仕切る甲子園の二次会にも参加せず、関西○○會で盛り上がるナビオ前や、俄かと古参が入れ乱れる道頓堀にも行かなかった。 疲れもピークだったし、一緒に観戦し続けた人とゆっくり飲みたかったからである。 入った店は、当然のように阪神ファンばかりであった。 来る人全てとメガホンを合わせて盛り上がった。 自然発生的に起る「1-9」や六甲颪を何度も歌った。 そして酔いが程よくまわってきた頃、HMの合唱の中心にいた。 ノリのいい集団を引き連れて、中○氏や虎○さんのような事をやっている自分がいた。 ふと我に返ってやめたけどね(笑) こんな事をやるのはガラじゃないから。。 でも、妙に楽しかった。 一緒に観戦し続けた人の笑顔が嬉しかった。 そういう感覚になった時、上述したようなトラッキーに対する感覚が消えた。
帰路につく間、何人もの人と握手を繰り返した。 皆が一様に晴れ晴れとした表情をしていた。 甲子園に、東京ドーム・神宮・横浜スタジアムに、、、そして最後はナゴヤドームにまで、阪神タイガースを追いかけてよかったなと感じた。 最高に幸せな気分で帰宅した。
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