2003年10月10日(金) |
○阪神11-3広島 阪神甲子園球場 87勝51敗2分 |
今季最終戦は、53,000人の熱気ですごいムードだった。 昨季の最終戦は35,000人で、引退セレモニーが中心だった事を考えても、雲泥の差である。 今日の注目といえば、井川の20勝と藤本の3割、少し距離を置いてジョージの本塁打王、、、それに今岡の状態はどうか?と、個人に目をやればそんなとこだった。 しかし、一番重要だったのは、チームとして良い締め括りをする事が出来るか・・・これである。 そして結果は満点のもの。 前半戦に見られた、一気に全員で繋いでいく野球が出来た。 これが一番大きい。
チームとして24年振りの20勝を達成した井川は、今日の出来としてはイマイチだったかもしれないが、「決め」の試合で勝てた事は賞賛に値する。 気持ち良くシリーズの初戦に投げてくれれば、それでいい。 余談だが、井川からバックスクリーンへ放り込んだ栗原という男は、噂通りというか凄いかもしれない。 井川としては今季15本目の被弾だったが、そのうち6本が広島の打者にやられているという事実がある。 今日ファームで二年連続の日本一を掴んだが、ウエスタンの前期を制した広島の若手には、今後警戒する必要があると感じる。
井川−リガン−ウィリアムスと繋いだのは、予定通りだろう。 日本シリーズでは、この辺りがフル回転する事を予告しているようなものだ。 もちろんこれに吉野・安藤が加わるだろうが。。 シリーズの話をすると、井川に次いでダイエーに通用する可能性が高いのは、下柳ではないかと思っている。 打たれ出したら一本調子になる傾向のある伊良部・ムーアは、少し危険ではないかと感じる。 そして中継ぎで最も鍵を握っているのが、ずばりリガンだ。 中盤に拮抗していたら、リガンがどれだけ抑えて、安藤・ウィリアムスに繋ぐかがポイントになる。 シーズンの中盤以降、リガンの安定度は増す一方なので、期待は膨らむのみだ。
8回、一気呵成の場面で応援をリードしたジャージの金髪(私はこいつを女々しい君と呼んでいる 笑)は最悪だった。 皆が「KO!KO!カープ」を望んでいたのに、その空気を読めずに、単純なリードに終始した。 今季、嶋○氏や中○氏に続くリーダーは出てこなかった。 この2氏以外のジャージの連中は、はっきり言って黒系のリードに負けている。 ダフ屋行為等で逮捕者を出す団体のそれよりも、最悪な雰囲気しか持っていないという事だ。 応援とは何かを勉強した方がいい。
最後のセレモニーは、檜山の挨拶以外、淡々と過ぎた印象。 サインボールの投げ込みもいいが、場内一周ぐらいはしても良かったのではないだろうか。 試合終了時間が遅かった事もあってか、HM1−9もなかったし、何となく冷めて終わった感じは否めない。 盛り上がって、日本シリーズに送り出したかった。 Aさんではないトラッキーの演出とともに、最後は不完全燃焼の感を抱いて、球場を後にした。 日本シリーズでは、燃え尽きる事が出来るだろうか。。
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