阪神としては、福岡ドームで如何に戦うかが、このシリーズのポイントとなる。 今季のドーム球場での成績と、それ以外でのそれとの対比は以下の通り。
(ドーム球場) 16勝19敗1分 一試合平均得点・・・4.97 一試合平均失点・・・4.80
(ドーム球場以外) 71勝32敗1分 一試合平均得点・・・5.27 一試合平均失点・・・3.50
これを見ると、明らかにドーム球場での失点が多い。 如何に「飛ぶ球場」に悩まされているかが分かる。 強力なダイエー打線を封じる事が重要なのは間違いない。 しかし100打点カルテットを完全に抑え込むのは無理だろうと思う。 だとすれば、答えは簡単だ。 打ち勝つしかない。 DH制が採用になるので、使えるなら、濱中を四番に据えて戦いたいところだ。 1,2戦のいずれかで5点以上取って1勝出来れば、日本一のペナントが見えてくる。 甲子園では、阪神の戦術が優るだろうから、福岡での打撃戦に耐え切れれば・・という期待が生まれる。 唯一嫌だなと思うのは、3戦目に和田を投じてくるケースだ。 彼に完璧に抑えられて1勝2敗と、先行されたら苦しくなる。 この投手起用で来る場合は、福岡で2勝したいところだ。 2つとも勝とうと思えば、やはり打ち勝たないと厳しい。 ドームでは超攻撃的なオーダーが望ましい。
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