2003年10月19日(日) |
●阪神0-13福岡ダイエー 福岡ドーム |
何と言えばいいのだろう。。 やる事成す事、全てが裏目に行く。 2連敗があるとすれば、接戦よりも完敗の方がマシだとは思っていた。 競った試合を2つ落すと、あまりにもダメージが大きいからである。 しかし、こんな屈辱的大敗を喫してしまうと、そんな慰めをも一掃されたような感じだ。。 負けるにしても、中継ぎ〜抑えの優位性だけは残しておきたかった。 ここが、阪神にとっての生命線だからである。 それが、、、見るも無惨に打ち砕かれた。。。
大体、何で金澤がシリーズに出られたのか、理解に苦しむ。 火に油を注ぐどころの話ではない。 来季から、ダイエーの打撃投手に雇ってもらえばどうだ?? 観てて、そんな感じにもさせられたよ。
あんまりこういう事は言いたくはないが、この2連敗のA級戦犯は、間違いなく広澤だ。 打てないものは仕方がないが、あまりにも内容が悪すぎる。 これだけバットに当たらない状態で、首脳陣は彼のどこを見ていたのだろうか。 そういった疑問さえ抱いてしまう。 片岡でよかったんじゃないか?? こんな事まで思ってしまうよね。。
濱中の姿を観れたのは感動した。 広澤の状態も考えて、今日使うならば、ここで書いてたように、初戦からDHで先発させて欲しかった・・という思いが過ぎる。 実際、濱中はタイミングの面で、悪くはなかったし、安打も出している。 背水の陣的な意味合いで出すよりは、「シリーズはこの形で行くんだ!」というような、はっきりした意志の元に起用して欲しかった。
戦術面で言えば、初回、今岡が出た場面で、あっさりバントだったのも、どうかと思った。 赤星の状態と、左の杉内という事を考えての策だとは思うが、初戦サヨナラ負けの傷を払拭する為にも、エンドラン等の積極策を採る手はなかったか?? 流れを引き寄せる意味でも、何か芸が欲しかったところだ。 例え最終的にバントだったとしても、何か動きを見せたかった。
でも、この結果は、シーズン終盤の状態を見ていれば、ある意味想像出来た事かもしれない。 それに加えて、勃発した「星野勇退報道」で、集中出来ていない感は否めない。 This is HANSHIN TIGERSである。
ただ完全に悲観するのは、まだ早い。 ドームでは打ち勝つ事が必須だったのだから、打てなければ、こういう結果になる事も予想出来たんだ。 不測の事態が起きた訳ではない。(と思うしかないだろう・・) 甲子園では、野球が180度変わると言っていいだろう。 地元の大声援の中、阪神の野球が出来れば、3連勝もあり得るんだ。 井口は、初戦の序盤、ビジターチームの阪神応援団の声援に驚いたと報道されている。 甲子園では、こんなものじゃないんだ。 調子に乗ったダイエーの選手を完全に包囲し、地獄を見せつけてやればいい。 中継ぎ〜抑えの優位性を発揮し、守り勝てば、シリーズ自体の勝機も見えてくる筈。 それを信じて、3戦全てに参戦する。 声を枯らしてサポートし、星野阪神の集大成を見届けるつもりだ。 今日のダイエーベンチのナメ切った様子を見て、その思いを強く抱いた。 今日の敗戦で、5戦目井川が行く事は間違いないだろう。 絶対完封して欲しい。 そうすれば、例え2勝3敗で福岡に行っても、まだ勝機は残存する。
まだ星野阪神は、死んじゃいない。 絶対、甲子園では胴上げさせない。 その思いで、監督・コーチ・選手とファンが一致団結するしか道はない。
|