2005年09月07日(水) |
○阪神4−3中日 ナゴヤドーム |
野球の神様が、阪神タイガースを試した試合。 そんな気がする。 2005年のセントラルを制覇する価値があるのかどうかについて。 主審:橘高に乗り移って、阪神に試練を与え続けた。 そして、それを見事に乗り切って、ペナントを制する権利を手に入れた。
9回、ハーフスイングの判定や、二度のホームにおけるクロスプレーでのそれは、全て阪神を不利な状況に追い込んだ。 そして迎えた最大の危機・・同点で一死満塁、サヨナラ負けのピンチ。 ここでベンチを出た岡田彰布を凝視していた。 マウンドに行くのは、就任以来初めての筈だ。 (どういう雰囲気で、どんな内容を話すのだろうか・・。) 惚けた顔で歩き、内野手が作った輪に入ると、何と笑顔で語りかけ始めた。 何を言ってるのかはわからない。(後に特選デイリーで見たが・・。) でも、妙に説得力があるように見えた。 過去の阪神は、このような場面を迎えると、あっさりサヨナラ打を献上してしまう事が多かった。 この時も、私には、ネガティブな事しか頭に浮かばなかった。 しかし、岡田がその雰囲気を変えた。 そして、連続奪三振。 開き直った久保田は、迫力満点だった。
その前に、ナインを守備から引き上げさせた場面といい、岡田は、強烈なリーダーシップを発揮した。 神が与えた、厳しい試験を見事に突破して、前日、エースで渡し損ねた「引導」を、より強い意志を持って、中日ドラゴンズに渡した。 歴史的一勝である。
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