スカーレットの心のつぶやき
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2002年12月19日(木) 叔父の見舞い

今日は」午前中に、私の両親と父の妹の叔母とで、父の弟の叔父の
見舞いに行きました。
叔父の入院している病院は,介護認定されている人を
看護してくれるので、安心しています。

そして、叔父の連れ合いが毎日様子を見に来て
洗濯物を持ってかえってくれています。

私は夏に行ってから少し間が空いたので、気になっていたのですが、
今日叔父が口から何も食べることができなくて
鼻から栄養を入れてもらって居る姿にショックでした。

夏ごろも、飲み込む時に気管のほうに入りそうで、何度も
むせていましたから、先生がこの方法を選んだのだと思います。

でも、口で食べることが出来なくなると、本当に弱ってくる感じが
しました。

痩せて骨が目立っていたし、手をぎゅっと強く握っているので
そのまま硬直状態にならないように、
ハンカチを握り締める形にして、持たされていました。

勿論おむつをしています。
体位も時間が来ると、変えてくれているようでした。
だから、床ずれはできていませんでした。

叔父は今72歳です。
そして数年前に脳梗塞で倒れるまでは、私が言うのも変ですが
とてもかっこよく、賢く、そして女性に大もての人でしたから
今日の叔父の姿を見ると、胸がつまりました。

若いときに、自分が少し勝手な行動をとったために
家族と共に暮らすことはできませんでした。

でも、いいところで働いていたし、紳士的でステキな叔父でした。

今思うとそんなことが全て嘘のような気がします。

叔父は今はベッドの上え何を思っているのでしょうか?

生きていく勇気、や覚悟や色々なものが不足していますが
何とかならないかと?思っています。

やはり、人間は死んでいくときに自分が満足した死に方を
することが一番の幸せではないでしょうか?


スカーレット