妄言読書日記
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※ネタバレしています
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| 2002年07月29日(月) |
『最遊記RELOAD1』(漫) |
【峰倉かずや 一賽舎】
絶好調。初回特典。 まーたーかーーー・・・ いらねぇ!!って言ってんだろうが!!
と、悪態つきつつ、初回特典付きの方をレジに持って行きましたよ。そりゃあね。
なんで、移動したのかは知りませんが、いや、知りたいとも思いませんし。ようはどこで描こうと読めればいいわけですから。 読者はそんなもの。 値段も装丁も変わらないですし。
衣替えをしたんですね。
以上。
峰倉作品ってあまり好きじゃないんですよ。 そのくせ、色々読んでるんですよ。 なんとなく気になるんですね。 どれを読もうと、やっぱり「んーー」ってなるんですけども。
おまけ漫画、面白かったです。 八戒、似合ってるなぁ。八戒だけ新コスチュームそれってのは駄目ですかね? あ、私は八戒ファンですよ。
| 2002年07月28日(日) |
『炎の蜃気楼35 耀変黙示録�此殕隹个両蓮檗戞幣�) |
【桑原水菜 集英社コバルト文庫】
前巻が出たのが、先月です。 早いです。 ミラージュは、年に二回くらいの発刊ペースでも全然構いません。なぜなら、まだ前巻の余韻から抜けきれていないからです。非常に体力気力を注いで読むので、こう続けられると憔悴します。 でも、嬉しいです。
さて、表紙。 もう言うまい。こんなことでは負けない。でも、帯ついていて良かった。 そういえば、帯のあおり文句がなくってツマラナイ。ミラージュと言えば帯のあおり。テディなんてどうでもいい。
痛い。痛い。 心臓がきりきりします。 もう、辛い辛い。 楢崎、黙って調伏されなさい。いたずらにN氏(今回もこれで行きます)を苦しめずに、黙って逝きなさい。 信じるなんて、仲間だなんて言うなー! この人はこれでも、罪悪感くらい感じる人なんだよ!!
今回憔悴気味なので、どうにも言葉もないです。 もう、いいだろ・・・・。 幸せになったって誰も責めやしないよ。 潮の言う通りだよ。よく言ったよ。潮。 他人のことなんてどうでもいいから。誰がどれだけ死のうが不幸になろうがいいなじゃなか。そんなもんの責任なんて誰も負えやしないんだから。そんなことの責任まで背負おうとするのは一種傲慢ですらあるのに。 どうしてそう、一人でなんでもかんでもやろうとするの。高耶。 私は結局、N氏が幸せになるのなら誰がどう不幸になろうと、高耶がどうなろうと知ったこっちゃないんだけれど、あんたが幸せにならなくてどうしてN氏が幸せになれようか。 そんなあんたは、みんなで幸福にならなければならないと言う。 そんなもんは神様にだって無理だ。
ああ・・辛い。 何もかも辛い。 ミラージュがいよいよ終わりそうな所も辛い。 それが一番辛いかもしれない。終わったら魂抜けてしまいそうだ。いっそ一緒に燃え尽きてしまいたい。 終わらない物語など、どんなに素晴らしくとも駄作だとは思うけれど、いざ終わりが目前だと思うと、まだ心構えが出来ていません。 どうなるんだろうなんて、考えることも出来ません。 例え終わっても桑原さんは小説書くでしょうけれど、それはまた別の話。
うう・・・・ 予想外に凹んでます。 ときめきテレホン(こんな時に緊張感の無い名前つけやがって)で桑原さん自身から、最後を通告されたせいもあるかもしれません。 色々な人が今回出てきて、書こうと思ったのですがどうにもそんな気になれそうもないです。 伊達さんかっこいいなとか、てっちゃん立派になってとか、綾子ねえさん・・!!やはり・・・とか、こたはまた撃たれて・・・とか、色部さんまで!?とか、清正男じゃのうとか、出たな高坂とか(メルマガのせいで高坂が妙に身近だ)、譲・・・!!とか、とかとか・・・ しかし、今更言うのもなんですけど、どうして景虎とN氏は伊達主従のようになれなかったのか…。 なれてたら、この物語も無いんですが。 ちょっとだけ、そんな主従関係の二人も見てみたかったと。 思ってしまうのは、きっと、あまりの不幸さに逃避したくなっているからでしょうね・・。 うう・・・。また最初から読み直そうかな・・・。まだちょっとだけ幸せだった頃の二人。 なにも知らなかった頃の高耶さん。 駄目だ。あの頃はあの頃で辛い……。 いつ幸せなんだーー!!この二人はーーーっ!!
そうだ。忘れてた。 兵頭の馬鹿野郎。 易々となびいてるんじゃないよ。 せっかくN氏がチャンス作ってやっただろう。兵頭の為じゃないがしかし、兵頭のことは信頼していたのに!! 見損なったわ!! 元々好きじゃなかったけど、自分の信念は変えない男だと思ってたのに!!どうしてお前になんか裏切り者呼ばわりされなきゃいけないのよ!!?? 張り倒してやりたい。
N氏ファンにことごとく嫌われているらしい、兵頭。 確かに私からも嫌われています。兵頭。 でも、誰かと兵頭バッシングで盛り上がろうなんてことはこれっぽっちも思いませんし、誰々が嫌い〜ムカツク〜〜みたいな話しで盛り上がることは好きじゃありません。 好きじゃないキャラだろうがなんだろうが、ミラージュのキャラであることに変わりはないし、桑原さんが大切にしているキャラなのならば、大切だと思いたい。
桑原水菜に心酔とういうかなんというか、崇める勢いで(いやこれもちょっと違うんですけど)敬愛しております。 桑原水菜って作家は、けして文章の上手い作家でも、構成の上手い作家でもないと思います。むしろ文章なんて、時々、ん〜?って思うことあります。 でも、そういう至らなさも含めてこの人の魅力なんだと思います。一つ一つの言葉が、彫刻刀で刻み込まれるようで、まるで傷跡みたいに痛くて生々しい。 そんな文章をよくもまあ、10年以上も書いていられるものだ。
今回、語りになってます・・・。 スイッチ入ったみたいです。 太宰治の読者の多くがが、「彼の作品を一番に理解しているのは私だ」と思うように、桑原水菜の作品の読者もそういう人多いと思います。 私ですか?ハハハ・・・・
本編の感想少ないですね。 ああ、海に浮かぶ安土城見たいなぁ 忍者劇場の演出をする信長見たいなぁ(それ本編じゃない…) てゆーか、その熱の入った演出は榛原では…
そーいや、来月は群青が文庫化ですか。また来月もミラージュ感想日記が登場するってことですか。 (群青持ってるじゃん・・・・。ハードカバー版) で、DVD欲しいよう。 嫌、欲しくない あー、でも観たい。観たい〜。絶対、こんなん違う!と思うだろうけど観たい。
ホントにそろそろキリがなくなって参りましたので、この辺でやめます。 周囲にミラージュ知る人がいなくて語る場所が欲しかったんです・・・
| 2002年07月25日(木) |
『眠れる美女』(小) |
【川端康成 新潮文庫】

川端康成です。 見つけたので、コレ幸いと貼ってみました。 手、手招きしてる…… 私は、川端康成の命日と誕生日が一緒です。 没後、9年後に生れました。
川端康成の『眠れる美女』なんて知らないわ、と思ったのですが、解説が三島由紀夫だったので買いました。 『伊豆の踊り子』すら読んでません。ましてや『雪国』などいわんやをや。 そうそう、どうしても『舞姫』というと川端康成を連想してしまって(本当は森鴎外)、『伊豆の踊り子』と混同しているのだろうか、と思っていたのですが、やはり川端康成も『舞姫』って小説書いてますよね。おー良かった。間違ってはいなかった。
「眠れる美女」 で、ようやく本書の感想に。 どうして、これ有名じゃないんでしょうか。私が知らないだけなのですか。 なにをもってして、名作と呼ぶのかという定義は持ち合わせてはいませんが、もっと知られてもいいだろうと思います。 川端康成を初めて読んだのですが、こんなに官能的なものを書く人なんですか。 眠る五人の女性の描写の詳細さ(三島由紀夫言う所の、執拗綿密なネクロフィリー的肉体描写)。 そして、老人に寄り添うような死の影。
…今回、三島由紀夫の解説全文引用でもいいですか?(だめだろ) とにかく、読んで非常に驚いたということだけ言えればいいです。
「片腕」 川端氏はこんなものも書いているんですか。 そういえば、ノーベル文学賞受賞者でしたっけね。おお!受賞者の作品って初めて読むんじゃ……。 読書の幅の狭さを露呈してしまいました。精進します。
いきなり、娘が片腕を取り外して一晩貸してくれるところから始まるのです。 「私」とその片腕の一晩の話なのですが、娘の腕一本がこんなに官能的であるとは。 まあ、官能はこの話の本質ではないですが。 難しいなぁ、説明するのが。
「散りぬるを」 「私」が殺人事件の犯人の心理に踏み込もうと、あれやこれやと調書を読み返しつつ話が進行する。 けれども、犯人の心理が本筋なのではなく、心理を追求しようとした時そこに反映される「私」自身の心情がメイン。 なんだろうと私は読むのですが。 小説家というのは実の無い人間なのかしら、と。 だから、嘘ばかりだとかそういうことじゃなく。 実が無いのは中が空っぽと言う意味で。
ここまで書いてなんですが、この作品に感想言うのも無理な話だと思います。 無理やり言葉にならないものを捻り出したらこんなになりました。 作品自体が難しいわけじゃないんですけどねぇ。
| 2002年07月24日(水) |
『花ざかりの君たちへ18』(漫) |
【中条比紗也 花とゆめコミックス】
梅さん〜梅さんったら〜〜 香水なんかもらってるのね! なんだよ〜愛されてんじゃん。 きゃ〜
少々かしましい感じで始めてみました。
誰か誰か、中津に教えてやれって。 早く言ってやれって、佐野。 瑞稀は女だってさ。 憐れでならんよ。彼が。
それで、瑞稀もいつまで黙ってるんだか。 卒業までか? 私はそれまで待たねばならないのか? もう、このシリーズ終わってもいいと思うよ。 親子の仲も仲直りしたし。
唐突に始まった、第100話にびっくり。 親父はどうなった!?倒れたままか!! 100話だからって、話の流れを止めてまでやることなのか。 いや。梅さん出てたからいいか。
おお。もう20巻いくのか。 本当にもう終わっていいです。
| 2002年07月23日(火) |
『ブラックジャックによろしく1・2』(漫) |
【佐藤秀峰 講談社】
買う気はなかったのですが、友人が買えというので。
ブラックジャック読んだことないのに、よろしくと言われても…。 (私、「え?」というようなものを案外読んでいなかったりします。こんな感想日記つけているくせに)
しかし、読んだことがなくともブラックジャックと言えばアレだとわかる、その知名度ってやっぱり凄いですよね。 と、こんな所で改めて手塚治の凄さを実感してみたり。 だって、この作品中に一度たりともブラックジャックも手塚治も出てこないんですもの。 これから出てくるのかもしれませんが。
もっと、熱い感じを予想していたら、これが淡々としている。 勿論、研修医の主人公は「医者とはなんなんだ!」と熱いのですが、作品自体の語り口は淡々。 日本の医療制度が一つ又一つと浮き彫りにされる様がぞっとします。
一晩の当直のバイトの給料が8万て、間違ってるよ。 (そこじゃないだろ)
しかし医療制度批判の漫画ではなく、あくまで医者とは?なんですよ。テーマは。 泣けますしね。
牛田さんはどう見ても人間の顔に見えない… そして、白鳥先生の脱ぎっぷりに惚れそうになりました。 北さんの背中に惚れるね。
次は小児病棟編。 なんだか怖いです。
| 2002年07月20日(土) |
『ジャングルはいつもハレのちグゥ9』(漫) |
【金田一蓮十郎 ENIX】
別になぁ、ツッコむこともないんですよ。 全部ハレが言ってることですし。
ポクテを食べてみたいようなみたくないような。
やっぱり食べたくないです。 ポルテでいいです。 ポルテはさくさくしていて美味しいです。 (身内では、ポルテのことをポクテと言って食べてます)
刺激的な裏表紙に驚いたら、中にも二話に渡ってダマの話しが。 「それともあたしが怖いのかい?」
怖いです
「他人のちょっぴり甘酸っぱい好きとか嫌いとかの微妙な話は憎いからイヤだな」 はーい! 私もです。 と、妙に共感してしまいました。 他人の思い出話を微笑ましく聞けないです。
この漫画はどこで終わるんでしょうな。 さっぱり予想がつきません。
| 2002年07月18日(木) |
『惜みなく愛は奪う』(他) |
【有島武郎 新潮文庫】
先月の、文学強化月間を頓挫させた元凶。 たかだか、100ページちょっとの本なのに、手間取った手間取った。 でも半分以降は、早かったです。 前半は、独白なのですか。語りなのですか。
ああ、これこんな題名ですが、論文です。
有島武郎自身が、自分に確認しつつ、書かざるを得なかったというか、吐き出したかったのだろうか、という感じを受けました。
レポート課題の本を読んだ時の気分です。 ああ、レポートにまとめないと、と。 それは、多分、この本に書き込みがあったせいもあるかも。古本屋で買うとそういうおまけがついてきて、面白い。
タイトル通り、愛とは与えるものではなく、奪うものだという論旨なわけです。 読むと、ああそうか。そうだよな、と思うのですが、題名だけ、または一部分だけで短絡的に奪うの意味を理解されることは、有島武郎も危惧する所のようで、 「若し私のこの感想が読者によって考えられるならば、部分的に於いてではなく、全体に於いて考えられんことを望む」 と最後に書いてあります。
そんなわけで、私も部分的な感想は無しということで。 興味を持ったら読んでみてね、と言いたいけれど、面白い話しではないのでお薦めはしませんね。 私は面白かったんですけど。
自由結婚とか、個性尊重の教育とか、現代で言われている問題にも言及していて、大正時代にすでにこんなこと考えている人がいるのに、社会が個人に追いつくのは本当に時間がかかるのね、と感嘆です。
しかし、初めて読んだ有島武郎がコレっていうのも、相変わらず邪道な入り方だ。
| 2002年07月17日(水) |
『まほろば市の殺人 秋 闇雲A子と憂鬱刑事』(小) |
橘義明からメールきたーーっ!! (訳:炎の蜃気楼メルマガのことらしい) 不意打ちだ!そんな名前でメール出すなよ!! (訳:興奮で文字が読めなかったらしい)
いやぁ。ネットって怖いですね。 こうやってメール来ると、二次元も現実のような気がしてくる。 怖い怖い。 そう。あの人の誕生日近いのよね。そして新刊発売日も(わーまた馬鹿晒すんだ)。
【麻耶雄嵩 詳伝社文庫】
関係ない前置きで叫んでしまいました。失礼。
まほろ市というのは、架空の都市でそこを舞台に、四人の作家がミステリーを書くという企画らしい。 その、第三作目。 麻耶雄嵩が好きなので、つい3作目から読んでしまった。
都市の地図とか、遍歴の細かさ。さすが。 それだけ見てても面白い。 戦国時代に、鮎川氏と横溝氏が対立って! 銘菓が、“有梅”で、工芸品が“蜜漆”。要するに、アリバイと密室か!! 他にも地名が、凝ってる凝ってる…。舞久浜まである(浜マイクか?) 全部わからないのが悔しい。まだまだマニアまでは程遠いですな。
で、中身。 薬師寺涼子をもう少しお馬鹿にしたような、闇雲A子。 そして、メランコ刑事こと天城憂。本当に憂鬱な男だし。
それにしても、“鬱”って名前、よく市役所で受理されたなぁ。 普通されない。 あ、推理小説に普通は禁句ね。
連続殺人犯に、怪盗紳士まで現れ、昔ながらの推理小説の雰囲気を漂わせつつも、麻耶雄嵩の嫌な感じは今回も付きまとい。 それは私が、警戒して読んでいるからかもしれない。 麻耶小説はこれくらい、軽いテンポが丁度いい。 重いと、ただでさえ後味悪いのに、読み終わった後にどんよりする。
耿子さんの「あなたがもう少し優しくなったら−−−」のセリフで、ああ、憂に人偏で優しいだなぁ、というところまで、分ったくせに、ぬいぐるみだの置物の意味に気付かなかった自分のアホさ加減よ…。
真幌キラーの正体は、まあそんなこったろうよと思ったけれど、珠代殺しの犯人が、それって……。ギリギリ反則じゃないのか?名前すら出てこないゼ。オイ。 でも、まあ、麻耶雄嵩だし。と納得させてしまうのが、麻耶雄嵩の実績なのか。
私もA子と一緒に「怪盗ビーチャム様」と言いたくなった。 古典的だとわかっていても、怪盗って好き。
しかし、メランコ刑事よ。優しくなれ。 そこまで分ったんだからさあ。
他の作家が真幌市をどう書いているのか気になってきた。 有栖川有栖は読んでもよいな。 そういや我孫子武丸って読んだことないし、倉知淳にいたっては誰だっけ? この機会に読んでみよう。
| 2002年07月14日(日) |
『ペルシャ猫の謎』(小) |
【有栖川有栖 講談社文庫】
帯。 「買いなさい。損はさせないから」 が、作中のアリスのセリフとは。 どうりで大胆な帯だと思った。 しかし、作中のアリスはあまり売れっ子ではないという設定のはず。
有栖川有栖氏にしては、異色な雰囲気の短編集。 有栖川有栖と言えば、ミステリー入門書としてお薦めしたい本。それくらい、推理小説の面白みをスマートに、読みやすく、分り易く書く人というイメージだったから、今回のは意外な作品がいくつか。
「切り裂きジャックを待ちながら」 火村先生、演出過剰な登場にちょっと笑った。
舞台上、ツリーの上に突如現れた美しいまでに演出された死体。 息を呑む、役者、スタッフ。静寂に包まれる、ホール。 その静寂を破る、ドアの開く音。 その落ち着いた足音に、振り返るアリスの目に映ったのは。 「火村・・・」
とまあ、こんな感じ。要約なので、本文はもっと演出してますよ。 でもいいの。火村先生だから。 まあ、それに舞台脚本のイメージで書かれているから、それも有栖川有栖氏の計算のうちでしょう。 最後の最後まで、役者ね。火村先生。素で役者。 火村先生に看取られるなら、犯人になってもいい。 (推理小説を読むものの姿勢としていかがだろう。この感想)
「わらう月」 希美が、嫌。 また、えらく個人的感情の感想で申し訳ない。 だから、お前はなんなのよ!?と思う次第です。 だって、火村さんのこと「馬鹿みたい」って。馬鹿を見るのはお前だ!とか思ったり。 本当に、私は推理小説を読む人としてあるまじき、読み方をしている。
アリスと火村は、またも裏で打ち合わせしてきたのね。 そして、 「失礼ついでに……あなたの顔は右側があどけなくて、左側がよりきれいですね」 火村せんせー。女嫌いなんでしょう。どうして、そういう余計なこと言うんでしょう。
「暗号を撒く男」 アリスは火村先生と、屋台で串カツ食ってるんですね。ちょくちょく。 今更こんなとこに反応するまでもないですか…。 フランス料理食ったり、カニ食べに旅行に行く二人ですものね。 有栖川有栖氏は、なんの他意もなくこの二人を書いているんでしょうか。だとしたら、とんだ罪作りです。 でも、他意があっても嫌です。
暗号。暗号ね。 まあ、火村さんが消沈したくなるもの無理からぬ、どうでもいい暗号。 そんな小話みたいな、ミステリーが紛れ込んでいてもいいと思う。 火村先生の、得意技がなんなのかとても気になる。
「赤い帽子」 甘いマスクの新米刑事(そう描写されているんです)、森下くんが主役。 アルマーニのスーツには、森下くんなりの理由があったのか。 そうかそうか。彼も色々あったのね。
この話、今回一番好きです。推理物として。 そういう、解決への辿り着き方もあるね、と思いました。
今回、森下君の相棒となった、下駄のように四角い顔の刑事さん。 その描写で、私の中で彼は木場さんに決定。 (本当の名前は疋田さん) 性格全然違ったけど。
「悲劇的」 火村氏の付け足したあの、一文をどう見るか。 らしいと言えばらしい。 もう少し、唸らせて欲しかったとも思わなくもない。
「ペルシャ猫の謎」 有栖川有栖氏、試作品といった感じか。 こんな解法も有りじゃないかな、というような。 そういう作品があっても良いと思いますよ。 推理小説の幅が広がるのはよいことよいこと。
しかし、毎度アリスまでもが現場に呼ばれる意味がわからない。 君はいても、何もできんだろ。 やはり、火村先生が淋しいのか。 は!一緒にいる口実? 「アリス、面白い事件あるぞ。来るか?」が殺し文句?? なるほど(納得するなよ)
「猫と雨と助教授と」 この話はてっきり、漫画のための話しだと思っていたのですが、小説として書き下ろされていたんですね。 火村先生ったら、なんて可愛いのでしょう。 いいな!猫!! 火村さんとこの猫になりたいよ!(え?)
「そこまで繊細な対応が人間に対してできたらよかったな。俺以外の友だちもできたやろうし、学生時代からの下宿を引き払うて、どこかで惚れた女性と新生活を始めるのも夢やないのに」 という、アリスのセリフに、 「馬鹿だな。アリスがいれば充分さ」 くらいのセリフを期待したんですがねぇ 馬鹿は私ですか。 でも、絶対に心中ではそう思ってますよ!火村先生は!!
しかし、真面目な話しですが、推理小説書く時に、人物を掘り下げることと、ミステリーとしての構成の完成度のどちらに比重を置くんでしょうね。 人それぞれだとは思いますけど。 この二つは両立しない物だと思います。 私としては、キャラとして魅力的であれば、現実的でなくともよいというのが、推理小説の登場人物観です。
| 2002年07月11日(木) |
『合法ドラッグ2』『八雲立つ18』『ライジングインパクト16』(漫) |
【CLAMP 角川書店】
最近気付いたのは、CLAMP作品では猫井みっくが漫画を描いている作品の方が好きなものが多い。 ということで、これも好き。 でも、絵的に一番好きなのは『CLOVER』で内容だと『東京BABYLON』。
『好き。だから好き』の二人が、ちらりと出ていてなんだかお徳感。 CLAMP作品は、あっちこっちリンクしていて嬉しい反面、そんなに全部読んでいられないという気持ちもあり。
帯の「衝撃のサスペンス」というのはちょっと嘘だ。 そこから想像されるような過激な内容ではない。
で、今後陸王と風疾はどうにかなるんでしょうか。 そこが気にならないと言ったらやはり嘘でしょう。
++++++
【樹なつみ 白泉社花とゆめコミックス】
もうそろそろ、終わりそうな気配です。 淋しい…
古代編がかなり好きです。 神話の世界は大雑把過ぎてあまり好きではなかったのですが、これ読んでたら、神話もいいかもと思います。 ああ、ミカチヒコが死んでしまう…… どうやら、戦闘レベルで役立たずだけれど、戦術的には大きな鍵を握るような人好きみたいです。
そして、もちろん闇己パパのような破滅型の人も好きです。 現実的にいないからこそ、こういうキャラクターって惹かれますね。 もし現実にいたら近寄りません。勿論。
++++++
【鈴木央 集英社ジャンプコミックス】
次巻が最終巻だそうで。 加筆分を楽しみにしております。
なんだか、やたらに暗い巻です。 こんな暗い展開だったから、少年漫画と相容れなかったのでしょうか。 うん。若々しさがなんだか足りない気がします。 いや、キャラが老けているってことじゃなく。 それも一要因ではあるとは思うのですが。
んーーーと、霧亜がようやく出てきて嬉しい。 黒峰さんが憧れる、毒蛇のような執念のプレーを見てみたかった……。
胡桃ちゃんと一緒にいるランスロット好き。
| 2002年07月10日(水) |
『ARMS22』『666サタン2』(漫) |
【皆川亮二 小学館コミックス】
いよいよ最終巻です。 よいですね。ええ、ええ。 高槻パパさん、死ななくてよかったぁ。
一人一人が成長して行く過程が素晴らしい漫画でした。 武士くんの成長が一番好きでした。 ハッピーエンドがよいですよ。やはり。
エヴァンゲリオンもこの辺の路線だったはずなのになぁ。なんで、あんな訳分らなくなってしまったのだろう。
++++++
【岸本聖史 ENIX】
NARUTOを意識し過ぎの、この装丁。 同じじゃん。
中身も、こんなんじゃまだまだ“岸本弟”呼ばわりに甘んじるしかないですね。 でも、ジャンプじゃないから切られないだろうので、じっくり頑張れ。弟。
しかし、こんなに絵もストーリーもキャラ作りも似ていると、比べるなと言う方が無理。 しかも、まだまだ斉史の方が勝っている。 (なんだかんだとNARUTOにいちゃもん付けているが、キャラ作りとかお話作りはできる人だろうと思う)
あとは、本当に漫画描くの好きなのかなーと思ったり。
このままで行く気なら、兄の手伝いした方がマシだと思いますよ。 (今日は酷評だな。いやはや……)
| 2002年07月06日(土) |
『戀字宴』『解体人形』『NARUTO秘伝・臨の書』(他)『氷の魔物の物語21』(漫) |
【笠井あゆみ 美術出版社】
笠井あゆみ三冊目の画集です。 私は、月夜絵の頃の絵が一番好きですが、これもやはり美しい。 一枚の絵で、物語が広がるような笠井さんの絵が好きです。 だから、変な漫画描くのは控えて貰えないだろうか…。 麗人の表紙は、いいのだけれど。 「雨」の項目の参考コメントが好き。
+++++++++
【吉田良 河出書房】
人形写真集。 この人と、堀佳子の人形が好きでして(二人師弟らしいですから、似てるのです) あと、探しているのが天野可淡。 でも、どうしたわけか人形姫の人形は好きじゃないのです。 美しいとは思うのですが、なんだか作為的な感じが。 そのなんだか好きじゃないという感覚には、吉田さん自身の解説で理由がはっきりしました。 「何かを作為的に表現しようと思ったりすると、とたんに人形に拒絶された過剰な意識が露呈してそれは生命力を欠いたオブジェの塊になり果ててしまうことがあります」 薄気味悪いけれども、どこか魅入ってしまう写真集です。 (堀佳子の『生き人形』を枕元に置いているのを見た友人に、「よくこんなもの置いておける」と呆れられたことあり)
+++++++++
【岸本斉史 集英社】
今日、本屋で見つけた私。 表紙は本誌で見ているから、うんうんとうなずきつつ、手に取って裏表紙を見る。 「・・・・・・・・」 置く。 そして、手に取って、再び裏表紙を見る。 じっと見る。 じーっとじーっと見る。 その時の内心の叫び。 汚ねぇーーーっ!!! 裏表紙に暗部カカシを書き下ろすなんて!!(他の上忍先生方は見ておらず。いや、ガイにも目を奪われましたが!) 畜生!大人って大人って・・・!(古いです。ネタが) 仕方ないから、レジに持って行きましたよ。
しかし、ガイ先生男前ですね。 こんな普通のガイ先生がカラーで見られるなんて!
キャラクターのプロフィールについて。 意外と皆さんお若い。 イルカが25って言うのは計算するとそんなものなので驚かないのですが、ハヤテさん23!?病弱だから、老けて見えるのでしょうか…。 カカシ、ガイが26で、アスマ、紅が27。 え!?えええええっ??? 若くないですか? カカシ、ガイはあと、プラス5くらいでも全然問題ないです。 そして、紅さんは22、3だとばっかり思い込んでいたら、カカシより上なんですか!? 新米上忍じゃなかったっけ??紅先生って!そして、なんで戦ってみたい相手がアスマなの!? まあ、そこはなんか美味しいのでいいです(どういう根拠だ)
それでまあ、ここ言わないと。 お前、乙女座かーーーっ!!! なんかびっくり。 して、嫌いなのはテンプラ…。何それ?そんなとこで可愛いこと見せ付けるの?(←違う) で、好きなのサンマの塩焼きに茄子の味噌汁って、なんなのよ!?その庶民的な好みは! あまりにもあまりにも、同人ネタ的過ぎてムカツクわっ!!畜生っ
イルカ先生の戦ってみたい相手。 九尾。 死ぬって。 絶対 ファンが泣くからやめとき。な?
そして、ガイ先生の趣味。 反復横とび。 グッ☆(親指立てつつ) 絶対、常人の目には見えないんでしょうね。ガイの反復横とび。 地面抉れるんでしょうね。間違いなく。 嫌いなもの「そんなものない!」 素敵です!!ガイ先生っ!
フローチャートはサクラになりました。ほっ。
かっこいい扉絵の三位がサクラで嬉しいです。
まだ足りないですけど、声を大にして言いたい。 名字は!?
+++++++++
【杉浦志保 冬水社】
ちょっと上の感想で力尽き気味で申し訳ないです・・。 面白いです。 すいません。最初つまらないとか思っていて。 私が間違いでした。 少々泣けたりもします。 イシュカがいいです。そんな簡単に、しゅるって。 もうすぐ終わりそうですが頑張ってください。
【三島由紀夫 新潮文庫】
びっくり。 三島由紀夫ってこんなの書く人だっただろうか、と。 こんな爽やかな青春小説を。
私が読んだことがあるのは『禁色』のみなのだけれど、それでももっと暗いどろどろしたものを書くイメージがあったから。 と、思ったら解説にも同じようなことが書いてあるから、私の印象は間違いではないようで。
しかし、まあ、本当に何も難しい所はなく、拍子抜けするほど青春恋物語といった感じで、読み終わってみると「あれ…?」と思わずにはいられない。 私の読み方がおかしかったの??と不安に思ってしまうほど。 あんなに『禁色』は読むのに苦労したのに。
解説によると、これはギリシャの小説を現代版らしいのだが、そんなことは一読者は知らない。 ただただその作品のみを読んで理解するのみ。 知性の貧困さを盾にするわけではないですが、知らんもんは知らん。
何の感想を書けばよいのやら、どう感じればよいのやらさっぱりなのですが、四角い箱にぴったりと収められそうな、きっちりとした構成だったと、読み終わってみると思うのです。 一部の無駄も無く隙もなく。 ああ、凄いなぁと。
| 2002年07月04日(木) |
『ONEPIECE24』(漫) |
【尾田栄一郎 集英社ジャンプコミックス】
発売日を心待ちにする、数少ない漫画。 アラバスタ編が終わって、ちょっと気抜けしてたのは私だけで、本編は着々と新たな展開をしていますね。
ヒナ嬢好きだー。 いいないいな。ビビちゃんも好きですし。 チャカとペルもいいですね。決してこの二人の間に“×”という記号は入らないのですよ。 いい加減、腐れ思考ですが、ワンピのカップリング話だけは私の前でしないでもらいたい。 ワンピは健全に面白く読んでるんで。
で、ペルは生きているっぽいようで、嬉しいですね。 あ、どうしよう。はっちゃんの次の扉絵漫画がペルだったら・・・。 それはちょっと・・・・。 Mr.9あたりがよいな、と思ってるんですが。
ロビンが旅の仲間に加わり(多分一時的なものだと思うのですが)また嬉しい。 女性キャラ好きなんで。 こと、尾田さんの描く。
そして、尾田さんの描く動物は本当に本当に…。 チョッパーがっ!!チョッパーがっっ!! 217話、最終ページの一番下のチョッパーが!!可愛い可愛いvvv
で、今回のSBS題字はお兄ちゃんですね。 わーvvお兄ちゃーん! 毎回コミック読んで思うのは、尾田さんって本当に素敵な人ということ。 あの、飽くなきどうでもよい質問たちをうまくあしらいつつ、載せている様が。 え? ご自分に一番似てるキャラは、「赤髪のシャンクス」? ・・・ふーん。←色々ツッコミたいらしい。 (いや、でも性質的にはそんな人なのかもしれない)
回想で、シャンクスが一コマ。 わーいvv 一コマでも回想でもいいvvv お兄ちゃんもいるーvv 尾田さんは回想でも、コマの切り貼りではなくちゃんと描いてくれるから好き。 (コピーの時もあったような気もするけど。瑣末なことよ)
いや、本当にワンピース好きです。 例え、「私はそんなに好きじゃない」とか思っていても、私の前でだけは言わないでもらいたい。 どっか穴にでも叫んでくださいまし。
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