Sports Enthusiast_1

2002年05月31日(金) ついに開幕

サッカーW杯である。開幕試合はフランスがあっさりセネガルに負けた。ジダン不在が響いたというか、セネガルのできが良すぎた。ランキング・トップが初出場の国に負けたのである。つきもなかった。チャンスの数でいえばフランスのほうが多かったのだが、セネガルのキーパーの好セーブに阻まれたり、ポストを叩いたりだった。
だれがフランスの負けを予想しただろうか。これがサッカーというものなのである。すべて予想通りだったら、サッカーを見に行く人など、だれもいなくなってしまう。
アフリカ、とりわけ、ブラックアフリカ勢は強そうだ。そのどこかのチームがチャンピオンになる日も、そう遠くない予感――。
ま、これまでいろいろトルシエジャパンに文句をいってきたけれど、それも終わり。今日からは、試合の分析と応援に徹する。ガンバレ、ニッポンというわけだ。



2002年05月30日(木) 選考方法の失敗

サッカー日本代表が最終段階にきて、混迷している。欧州勢が国内リーグ等を終えて調整に入っているのに比べ、Jリーグは長期中断、代表選手は直前のハードスケジュールで体調を崩し、病人続出である。
トルシエの代表候補の選考方法には一長一短、公平な面とチームとしての熟成不足という欠陥の両面があることについては前に述べたが、欠陥のほうがここにきて露出してしまったようだ。
選考のプレッシャーに選手が耐えられなかったというべきか。いや、やはり、選考方法の不自然さの結果である。「最終試験」が何試合も続けば、選手の疲労もたまるというもの。全試合に絶好調で臨める選手などいない。
一言で言えば、トルシエは選手の実力を正確に計れなかったのである。だから、そのエクスキューズとして、「最終試験」を続けたのである。これは公平のようでいて、公平でない。本当に「最終試験」だったのならば、連続得点なしのFW、鈴木、柳沢が選ばれる理由がない。最初からこの二人を選ぶつもりだったのならば、「最終試験」など不要である。「最終試験」で、他の選手が彼らに勝る働きをしなかったというならば(ドングリの背比べならば)、仕方がないが、リーグ好調の山下を使わない理由が説明できない。もちろん、けがで出られないのは仕方がない。サッカーは危険なスポーツなのだから。どんな選手もけがをする。それは運・不運の問題である。
トルシエの選手選考方法のもう1つの欠陥は、各代表選手が選ばれたことで目的を達したという錯覚に陥る危険性を併せ持っていることだ。「代表シンドローム」である。本番で活躍してこそ代表なのだ、という精神状態を選手たちがもてるかどうか―。私はこのモチベーションを持てないとは言わないけれど、かなり難しいと考えている。日本代表の中で、W杯に集中できている選手は、ヒデしかいないのではないか。
電車のつり広告で見たのだが、ある雑誌が「トルシエ解任」を迫っていた。この考えには一理も二理もある。トルシエが「最終試験」を言い出した、ウクライナ戦の前に解任すべきだった(のかもしれない)。



2002年05月28日(火) サッカー熱?

新聞報道によると、中田(ヒデ)が、日本代表が予選リーグで負けることによって日本のサッカー熱、W杯への興味が急激に冷え込むことを心配していた。それは確かにある。昨日、日本のサッカーの将来のためには、日本が予選で負けたほうがいいと書いたが、中田が言うように、予選で日本代表が負ければ、サッカーそのものが日本で敗退してしまう危険もあるのだ。
盛り上がっては冷え込む――、それは日本に限らず、またサッカーに限らず、どんな世界でもあり得ることだ。サッカーはスポーツであってそれ以上でも以下でもない。勝負がすべてである。だから、負けたときには、次に勝つために何をすべきかを考えることが大切なのであって、敗北=全否定の発想だけは避けたいものだ。厳しい責任追及も必要だ。忘れるのではなく、分析することである。
勝っても喜ぶだけではだめだ。何事にも上があるからだ。ましてやサッカーにおいては、日本は黎明期とは言わないまでも、発展途上なのである。
W杯が始まっていない段階で負けたときのことを云々しても仕方がないけれど、日本のサッカー熱が頂点から、敗北によって、根こそぎ消滅するようなことはあってはならない。一過性に終わるか深く根付くか、まさに正念場なのかもしれない。
中田はそのことを知っていて、危機感をもっているのだろう。さすがである。彼は海外にいることで、われわれ以上に「日本」知っているのである。ここでいう「日本」とは、言うまでもなく、日本の「マスコミ」のことである。



2002年05月27日(月) 予選敗退を望む

サッカー日本代表がこのW杯で活躍をするか、あるいは無残に敗退するかは別として、日本サッカー協会の代表強化の方法は間違っていることを指摘しておきたい。その一番はホーム中心の国際試合が多すぎることだ。調整の不十分な相手を破ってFIFAランキングを上げている。いわば、ランキングの「バブル」である。
私がしばしば口にする、欧州ゲルマン系強豪とは、イングランド、オランダ、ドイツの三強にベルギーが続く。そして北欧のスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド。さらに、アイスランド、ルクセンブルクなどの小国がその下に位置する。日本はW杯直前まで、これらの国と戦ったことがない。
4年間の準備期間でアウエーの国際試合が少なすぎるのだ。理由は地理的な条件がまずあるが、協会が積極的に強化試合を組まないからだ。だから日本代表は常に国内で人気先行、基礎的な実力が伴わない。
欧州勢はさらに、東欧(チェコ等)、バルカン半島(ユーゴ等)などに強豪がひしめいている。これらの国の優秀な選手は海外でプレイしているから代表の力は計れないと思うかもしれないが、アウエーでやれば相手は強いことが分かる。さらに、中南米、アフリカでの試合は皆無に等しい。
私は日本のため、このW杯で日本代表が予選で敗退することを実は願っている。予選なしのこのW杯、ホームの利で上位に進むならば、サポーターも選手もマスコミも、日本の実力を過信してしまうだろう。だが、日本の実力は、ランキングでいえば、40〜50位前後だと思うのだ。
この大会が成功か否かのメルクマールは、日本がベスト16に残るかどうかよりも、大会後、何人の選手が海外に行くかではないだろうか。



2002年05月25日(土) 最後のテストマッチ

サッカーW杯、開幕までの最後のテストマッチ、日本VSスウェーデン。1−1の引き分けだが、結果は参考にならない。この相手、FIFAランキングでは日本よりはるか上位の欧州の強豪。特に守備力は完璧に近い。とはいうものの、スウェーデンにとっては、あくまでも調整試合。一方の日本代表はというと、課題の守備の確認、弱体フォワード陣の建て直し、勝って調子を上げたいところ(ホーム)、さらに、新加入の中山、秋田、故障上がりの森岡のチェック、さらに小野の右サイドの確認・・・と、課題山積である。ここにきてたくさんの課題を残したトルシエ、やっぱり問題の多い監督だ。
これらの課題が一気に解決されるはずもないが、とりわけフォワード陣が心配だ。柳沢、鈴木など「得点」の雰囲気すらないぞ。高原のいないのは痛い。こうなると期待は森島だ。森島の運動量、俊敏な動きから偶然チャンスボールが出て、ヒデのミドルシュート、もしくは小野のタイミングをはずした技巧的シュートに期待するしかない。スーパーサブのアレックス(三都主)を最初から使って、先制点を狙う作戦もあるか。
さて、試合内容だが、繰り返しになるが、「日本は欧州ゲルマン系サッカーに弱い」という私の説を覆すに至らなかった。高く強い守備に攻撃陣は形がつくれない。速い攻撃に守備がついていけない、二列目の飛び出しに相手をフリーに・・・というわけだ。
総括としては、ベルギー戦もこれに近い展開になるだろうということ。しかも、こんどは調整ではなく、相手は真剣勝負で挑んでくるということ。いずれも、わかりきったこと。



2002年05月24日(金) キャンプ地狂想曲

いささかうんざりである。テレビのサッカーW杯のキャンプ地報道である。度が過ぎるとはこのことだ。
W杯開催をムラオコシ、マチオコシに利用するという発想がわからない。確かに21世紀最初にして最後、これ以上に世界の一流サッカー選手が日本に集まる機会は(私が生きているあいだ)ない。子供達に選手達と交流する機会がもてたら・・・と思うのは人情である。キャンプ地として報道されれば、村や町の知名度アップに貢献することも否定できない。だが、そのために法外なカネを垂れ流すのであれば、行政の暴走である。
「騒動」の発端は自治体の色気だ。だから、トラブルがあっても同情しにくい。まずもって、秩序あるキャンプ地誘致が望まれる。自由競争の誘致が行われれば、「代理人」や「コンサルタント」に「活躍」の場を与えることは必至。きれごとではすまなくなる。カネ次第の世界が生まれるのである。買い手が誘致で金儲けをするのだなと悟れば、原価は高騰する。自分達の商品価値を前面に出してきて不思議はない。売り手に主導権がわたれば、買い手は弱いのだ。
私はプロの最高の勝負が見たいだけ。だから、どこでキャンプをはろうが、地域とどのような交流があろうが、興味はない。キャンプという舞台裏など、どうでもいいのである。せいぜい、いい調整をして勝負に臨んで欲しいと思うだけだ。
蛇足ながら、W杯はオリンピックではない。プロの集団が「選手市場」に売り込みをかけるために開催するものだ。自国の栄誉、プライドといった面もあるだろうが、サッカーはナショナリズムの枠を越えていると、私は考えている(そう考えたい)。たまたま、彼らは国旗をつけて戦っているが、いまのところ、「国」以外の単位で求心力が働くものがないからだ。国を代表しているようでいて、正式には代表していないのだが、心情的には最大の国民的関心事である―という、非常に複雑な性格をもっている。ナショナリズムいついて論じていると、きりがないので止めておこう。



2002年05月23日(木) 予選リーグ突破の条件

日本が予選リーグを突破する可能性はある。一番確率が高いのは、初戦ベルギーに引き分け、次のロシア戦も引き分け、そしてチュニジア戦に勝つ場合である。
ベルギー、ロシアもチュニジアに勝つだろうから、その日までの勝点は、日本2、ベルギー4、ロシア4である。
最終日、日本がチュニジアに勝って、ベルギー、ロシアが引き分けに終われば、3カ国が勝点5で並んでしまうので、ベルギーとロシアはともに積極的に勝ちにいくだろう。
そうすると、日本がチュニジアに勝って勝点3をあげれば、最終勝点が5。
一方、ベルギーがロシアに勝てば7(負ければ4)、ロシアが勝てば7(ベルギー4)となり、リーグ戦の順位2位で日本が予選を突破するのである。トップはベルギーとロシアの試合の勝者ということになる。
いかに引き分けが大事かがわかるというもの。そりゃ、全部勝てばいいけど、そう簡単に勝てないのがサッカーなんです。でも、引き分けを狙ってできるというものでもないというし・・・
ま、結果は神のみぞ知る、というわけですか。



2002年05月22日(水) 続・予選リーグを予想する

サッカーW杯の予選リーグH組の予想を日程順に追ってみよう。
6/4=×日本・ベルギー○ ベルギーに勝点3
6/5=○ロシ・チュニジ× ロシアに勝点3
6/9=×日本・ロシア○  ロシアに勝点6
6/10=×チュ・ベルギー○ ベルギに勝点6
6/14=△日本・チュニ△  日本に勝点1、チュニジアに勝点1
6/14=△ベルギ・ロシア△ ベルギーに勝点7、ロシアに勝点7
(この試合は両者調整のため、勝敗はどうでもいい)
H組の日程、ベルギーとロシアにはよくできているものだ。ロシアとベルギーがまず当たってどちらかが負けてくれれば、日本にもチャンスが出るのに・・・



2002年05月20日(月) 予選結果を予想

サッカーW杯、いよいよ開幕まで10日を残すのみとなった。各国チームが日韓にキャンプ入りを始めた。また、最終テストマッチの結果が世界各国から集まってきている。そのなかでもっとも注目されるのが、ベルギーのフランス戦の勝利だ。アウエーで王者フランスに勝ったことは、ベルギー選手の精神面に計り知れないプラス効果をもたらすであろう。
さて、テレビ等で入手した情報をもとに、予選リーグの結果を予想してみよう。日本が予選で戦う相手はご存知のとおりベルギー、ロシア、チュニジアの3カ国であるが―
1戦目は2−0でベルギーの勝ち。
2戦目は1−0でロシアの勝ち。
3戦目は0−0の引き分け。
つまり日本は0勝2敗1分けの勝ち点1。予選リーグ敗退である。かなり悲観的であるが・・・



2002年05月19日(日) フォーム

昨日、今日、スポーツクラブへ。昨日は格闘技のK君にベンチプレスのサポートについてもらって、フォームをチェック。胸を開いて腕を使わずにベンチを上げることにこだわると、いつもの重さが上がらない。重さにこだわって腕を使ったり腰を使ったりしていたのですね。さらに、最後のプッシュのところで大胸筋を絞めると、さらに上がらなくなります。
なにごとにおいても、コーチの存在は重要です。自分流でいけると思うのは大きなまちがい。フォームが崩れていたり不完全だったり、鍛えるべきところを有効に使っていなかったりなんです。ジムにかよってもいい加減な運動をしていたんでは時間の無駄というもの。



2002年05月18日(土) 腰が引けた

サッカーW杯の選手選考結果をテレビ各社が伝えた。「この選考結果は驚くに当たらない・・・これまでの論理の帰結である」というトルシエからのメッセージを何度聞いたことだろうか。
確かに冷静に見れば、「論理の帰結」である。GK3人を除いて、DF6人、MF10人、FW4人。日本の3−5−2のシステムに照合すれば、前に紹介したと思うが、前フランス代表監督ジャケの言葉どおり、各ポジション2人ずつである。しかも、予想を覆して秋田、中山を入れたことにより、DF=秋田、MF=ヒデ、FW=中山と、それぞれのパートに先回W杯経験者を配したことになる。これが「論理の帰結」でなくて、なんであろうか、というわけだ。
さて、この選考結果を批評した各氏のなかで、最も的を得たものは、管見の限りではテリー伊藤氏の「腰が引けた」ではないだろうか。テリー氏の指摘はこうである。トルシエは本来「トルシエ・チルドレン」(自分が育てたと言われている若手)でのぞみたかったのだが、先のノルウェー戦の大敗で腰が引け、あわててベテランを入れたのだと。フランス料理でいきたかったのだが、納豆と味噌汁(秋田、中山)を入れざるを得なくなったのだと。さすがテリ―氏、うまいことを言うものだ。
テリ―氏の指摘に私の邪推を更に付け加えたい。トルシエは中村を入れるつもりは最初からなかった、ところが、中村がテストマッチで思わぬ活躍をしてしまった。とくに強豪ホンジュラス戦での活躍は意想外であった。私は「中村外し」についてはトルシエに賛成である。ホンジュラス戦の彼の「活躍」はラッキーであって、ホンジュラスはあんなぶざまなチームではない。しかし、日本のマスコミは「魔法の左足」と称して中村に寛大である。このあたり、サッカー報道のレベルがまだまだ低いのが残念である。トルシエは中村を外した批判が自分に集中することを、中山・秋田、つまり、納豆と味噌汁を入れることで、回避したのではないか。
選考結果を含めて、トルシエ路線が破綻したのがあのノルウエー戦の大敗である。私が繰り返し述べてきたように、日本は欧州ゲルマン系サッカーに弱い。つまり、日本代表は欧州では通じない、すなわち、世界では通じないのである。この弱点を知りながら、これまで、欧州各国との対戦を回避してきた。まあ、ゲルマン系ではないが、世界王者フランスに0−5で負けたこともあったが。
しかし、サッカーでは、苦手チームであっても、それを克服する手段が残されている。「守り」である。結果論ではあるが、もし日本代表がアウエーでの格上ノルウエー戦のゲームプランを「守り」においていたならば、あのような結果にはならなかったはずだし、選手選考結果も変わっていたに違いない。いまの日本がアウエーでノルウエーに攻め勝てると本気で思ったのだとしたら、トルシエはプロの監督ではない。ノルウエー戦は、トルシエなりの実験だったのだろう。
トルシエはベルギー戦のイメージをどのように描いているのだろうか。それを予想することほど、楽しいことはない。どころか、その結果を知るまでに、なんと二週間を切ったのである。サッカー狂にとって、この10日あまりを「至福のとき」とよばずに、なんと呼ぼう。



2002年05月17日(金) 乱心トルシエ

これはおかしい。代表選考に異議ありである。なんで中山なの。なんで秋田なの。これはどこからかの圧力か、フラット3の崩壊でトルシエは監督としての自信をなくしたのか。
今回は地元開催、選手・監督にとっては、「予選なし」という、もっともおいしいW杯である。4年後には厳しい予選を戦わなければならないのだ。できるだけ若手に大舞台の経験を積ませるべきではないか。
大衆的メンタリティーからいえば、経験豊富で根性があるようにみえる秋田、中山は必要な選手かもしれない。ベテラン選手への愛着は世界的傾向である。しかし、この二人、失礼ながら、バッチョやロマーリオのようなカリスマ性はない。ピッチのリーダーはヒデ一人で十分ではないか。苦しいときのベテラン頼み、トルシエは負けたときの言い訳を用意したのかいな。
残念なのは、山下、中沢である。とくに中沢は秋田に押し出された感が強い。DFは経験が必要なポジションなだけに、中沢には大舞台に立って経験を積んでほしかった。
一方、中村の代表落ちは私も予想していたので驚いていない。この選手、守備の弱いアジア、Jリーグでは通用するが、欧州勢には通じない。フリーキックの魅力を否定できないが、小野、三都主で十分まかなえる。
私の予想との主な違いは、
GKの3人は問題なし。
DFの6人のうち森岡を最初は入れなかったし、もちろん秋田は1回目、2回目とも入れていない。
MFの10人のうち外れたのは小笠原である。
FW4人は全然だめで、鈴木、中山を入れていない。高原の病気でガタガタになってしまった。西沢の回復も予想以上に早かった。



2002年05月15日(水) ノルウエー強し

サッカー国際テストマッチ、ノルウェーVS日本をビデオで見た。結果はご存知の通り、日本が0−3で完敗。今回W杯予選で敗退、FIFAランキングでは日本より2つほど高いノルウェーだが、その差以上に強いのではないか。
この試合を見て感じたのは、W杯予選の日本VSベルギーもこのような展開になるのではないか、ということだ。日本は高さがあり、パワーとスピードのある欧州・ゲルマン系チームに弱い。ゲルマン系のサッカーは、�ー虍�が強い、�∩蠎蠅竜蚕僂鯢�じ込める体力がある、��セットプレーから、得点力がある、�す發気�あり(ノルウェーのニックネームは「タワーズ」だ)、サイドからのクロスを頭であわせてくる――といったところだろう。、W杯で対戦するベルギーは公用語はフランス語だが、代表選手の中心はオランダ系のフラマンたちだ。日本が苦手とする相手である。
それだけではない。ノルウェーの各選手は欧州各国の、たとえば、プレミア、ブンデスリーガ、オランダ、トルコ・・・など、強豪国のリーグ戦で闘っている。各選手の経験が日本の戦術を読み、ゲーム中にそれを上回る動きを見せられるだけの力がある。スールシャールなどがその代表である。
さて、敗戦の分析だが、▽相変わらず、敵の二列目からの突進にマークがついていけずフリーにしてしまう。▽相手フリーキックの際にディフェンスがマークしきれない。1点目は相手フリーキックのときのオフサイドトラップのかけそこない。▽中盤でボールを奪われそのまま、ゴールを奪われる―-といった具合で、これまでの失点パターンとおなじ。日本の構造的な弱点であるようにみえる。
この試合、日本の調子が落ちてきた結果とみるか、ノルウェーの実力が日本を大きく上回る結果とみるか。後者であれば、まずベルギーには勝てない。



2002年05月12日(日) 久々、ドームにて野球観戦

幸運にも巨人阪神戦のチケットを入手。東京ドームに行ってまいりました。
結果は巨人の圧勝。阪神が初回からエラー、暴投などミスの連続で巨人に得点を献上。そのままズルズルと後退して大差の負け。昨年までの「ダメ虎」復活。阪神の先発ピッチャー、名前を知りません。井川、藪、ムーアに次ぐ投手が疲労からか、最近元気がないもよう。
一方の巨人は阪神のミスに乗じて得点を重ね大差の勝利。なかでも5番・斉藤の活躍が目立ちます。巨人も走塁ミスなどあって、けっして内容はよくないのだが、それ以上に今日の阪神は元気がなかったようにみえました。チーム全体の調子が下り坂なんでしょうな。そういうときもあるでしょうが、その期間が長ければやっぱり弱い(実力がない)ということになるのでしょうね。



2002年05月09日(木) スペイン興行

レアルマドリードと日本代表のテストマッチ。フィーゴ、ロベカルは出たが、ジダン、アウルは出ない。
この試合、生中継ではなくって、昨夜の再放送を見た(途中で放棄)。観客席はまばら、おまけにひどい雨でグラウンドコンディションは最悪、レアルは大事な試合を直前に控えた難しいタイミング、一方、日本代表選手には腕試しの舞台としては悪くはない。結果はオフサイドを見落とした副審のミスジャッジで1−0のレアルの勝ち。
総括の難しい試合である。ボクシングでいうならば、ヘッドギアをつけて重いグラブで打ち合う、公開スパーリングのようなものかいな。こういうマッチメークに、どのような興行的意味があるのだろうか。そのあたりの事情はわからない。
日本代表選手にとってはレアルとやったからといって、すぐに実力が上がるわけではない。が、世界のトップクラスと試合をするということは、いい経験になるだろう。
でも、興行的なマッチメークで経験を重ねるなんてのはさびしい限り。世界各国のクラブチームに入って、それぞれの国のリーグ戦で経験を積むしかないのである。少なくとも5人くらいは、セリエA、リーガエスパニヨール、プレミアリーグ、オランダリーグ、ブンデスリーガに行ってほしいものだ。そうなれば、FIFAランキングも自然に上がっているだろう。ベスト16入りのためには、あと20ランクも上げなければいけないのである。



2002年05月08日(水) またまたピンチ

西沢が虫垂炎。先の高原も重症で無理。柳沢が骨折、森岡も病状が不明と、W杯出場選手の選考が混沌としてきた。
ここで前の私の予想が当たる可能性がなくなったので、この時点で整理してみよう。
まず、キーパー3人(川口、楢崎、曽我端)は変更なし。
DF=中田(浩)・服部・森岡・宮本・松田・中沢
MF=稲本・明神・戸田・福西・市川・奥・小野・三都主・森島・中田(ヒデ)
FW=柳沢・山下・久保・鈴木
の登録になるだろう。やはり中村は入らない。

先発陣は―
GK=楢崎
DF=中田(浩)・宮本・松田
MF=稲本・戸田・小野・市川・森島・中田(ヒデ)
FW=柳沢
つまり、柳沢のワントップというか中田(ヒデ)は実質FWではないか。
試合経過によっては、戸田が下がって三都主が左サイドに入り、小野が左ボランチに残る。そんな展開もあるかもしれない。



2002年05月07日(火) おめでとう、エジウソン様

W杯出場のブラジル代表選手が発表になった。ありました、元柏レイソルのエジウソンの名前が。現在はクルゼイロにいるんですね。とにかく、韓日での活躍を期待したいもの。一方、元代表で現在、東京ヴェルディのエジムンド、それにブラジルでも選出か否かが最も注目された選手、ロマーリオも選ばれなかった。問題児は代表に入れないというか、どちらも峠を過ぎた選手ということか―。ロナウドが復帰した時点で枠がなくなったんでしょうね。
アルゼンチンでも先行12人が発表された。あれ、ベーロンの名前がないぞ。バティの名前があって、なんでベーロンがないの。先行の半分だから大騒ぎすることはないけど、心配ですね。



2002年05月06日(月) FIFAランキング

W杯開幕まで1ヵ月を切った。ここで改めて日本の予選リーグ突破の可能性を考えてみよう。その一番の指標となるのがFIFAのランキングである。
日本は現在33位。W杯出場国で日本よりランキングが低いのは34位のサウジアラビア(E組)、36位のエクアドル(G組)、38位の南アフリカ(B組)、38位のポーランド(D組)、41位の韓国(D組)、43位のセネガル(A組)、51位の中国(C組)の7チーム。W杯出場国は32であるから、日本(33位)を含めた32位以下の国は8となる。32分の8=4分の1、つまり評価としては「D」ランクと呼ぶことができる。予選リーグでは、おもしろいことに、D組に2カ国(韓国とポーランド)が集中している以外、「D」ランク8チームがほどよく分散している。つまり、予選組み合わせの中で最もレベルが低いのがD組で、ここはポルトガル(5位)の楽勝が予想されている。
次に日本が入っているH組を見てみよう。この組の最高位はベルギーの22位。以下24位のロシア、29位のチュニジアと、「C」ランクが3チーム。それに「D」ランクの日本であるから、これまた実力的には低い組である。しかし、予選を勝ち抜くとなると、実力が低いなりに拮抗しているから、難しい組であるとも言える。日本にとって最高の組合せは、日本、エクアドル、ポーランド、セネガルあたり・・・と思うのだが、そんな夢をいまさら描いても仕方がない。
なお、FIFAランキングを見て改めて思うことは、コロンビア(4位)、オランダ(9位)、W杯予選前まで2位だったチェコなどが出場権を得られなかったこと。欧州、南米のレベルの高さを思い知らされる。
さて、昼頃、どこかのBSチャンネルがフランスVSロシア(フランス/ホーム)のテストマッチのビデオを流していた。結果はご存知のとおりスコアレスドロー。日本が同じくアウエーで5−0で完敗した王者フランスに対し、ロシアが引き分けたのだから、日本のスポーツマスコミは「ロシア手ごわし」の論調で一致した。
この試合、ロシアの攻撃面での見せ場は少ないというよりも、ゼロに等しかった。フランスの猛攻に耐えに耐えた結果の引き分けである。攻撃の基点・モストボイも引き気味。ジダンにはマンマークがついた。戦法はカウンターのみ、自陣で細かいパスは使わない。これでは点は入らない。先のアイルランド戦とはまったく違うチームのようだ。ただ、FWが経験不足で、あまりうまくない点は改善されていないぞ。ロシアといえども、格上チームには戦術の変更を余儀なくされる、というよりは、負けにくい試合ができるのだ。このあたりが欧州勢のあなどれないところ。
けれど、ロシアがW杯予選リーグ対日本戦でこの戦術をとることはない。ロシアはベルギーと引き分けて、日本、チュニジアに勝ちにくる。フランス戦で下がったモストボイも上がってくるし、積極的な試合運びをする。彼ら自慢の細かいパスも多くなる。そうなれば、日本に勝機が出てくるのである。ロシアのパスが日本のプレスに引っかかり、日本にシュートチャンスが増える。ロシアは得点力がそんなにないチームだ。ベルギーよりも勝つチャンスはあると見た。



2002年05月05日(日) 巨人の自己否定

巨人が快走している。その理由の1つが清原の欠場にあることは前に書いた。今度は江藤が欠場。普通のチームなら主砲2人が欠場となれば危機なのだが、そこは巨人、むしろプラスに働いている。感覚的に言えば、重量打線が中量打線になり、詰まった下水がなおったような感じだ。
さて、巨人というチーム、外野3人に左の強打者がそろっていて、内野に右の強打者が欲しくなる。そこで、清原と江藤を補強した。きわめて理にかなった補強のように見える。ところが、その2人が消え、代わりに入った内野手―右打者では二岡、元木、川相ら、左では後藤、斉藤ら―が活躍しチームが勢いづいた。変化としては、盗塁をはじめとるする積極的な走塁が目立っている。清原、江藤の代わりに出てきた面々は一見非力そうだが、かえって、巨人を野球チームらしくしたのだ。
野球の基本要素は「投げる」「打つ」「捕る」「走る」。この4要素のバランスがとれて、チーム力が出てくる。攻撃では「走」を軽視してはいけない。「走」がチームにリズムをもたらし、より攻撃的な姿勢を見方にも相手にも与える効果があるからだ。重量打線に欠けているのが実は、チームの攻撃性なのだ。重量打線は威圧感、恐怖感を相手に与え、敵の投手に疲労感を与えるとまでいわれてきた。そういう面も否定できないだろうが、攻撃が個人に還元され、チームに攻撃力が装備されないという欠陥を持っている。そればかりではない。重量打線は実績をもった選手の集合体なので、選手交代がしにくい。結果、足のスペシャリスト、守りのスペシャリストなどが使いづらかった。
昔から言われてきたように、≪野手は肩が強くて足の早い選手をとれ≫が補強の鉄則だ。大リーグを見ても、野手8人をソーサやボンズのような強打者で構成することはない。大リーグではそんな一極集中は不可能であり、かりに出来たとしても、勝てないからそんなことはしない。機能性、確率などを考慮し、それに従って選手を集め、打線を組む。それが勝利への近道なのだ。それができているところが強いチームなのだ。大リーグのほうが日本野球より、経験も能力も上だ。大リーグから学ぶべきところがまだまだ多いのが日本野球なのだ。それは選手の能力の比較ではなく、マネジメント、戦略、戦術、チームコンセプト・・・、総合的な言い方をすれば、チームづくりの差なのだ。
豊富な資金で大砲ばかりを集めた巨人のチームコンセプトは、誤りだ。私はそういう「読売的なチームづくり」を一貫して批判してきた。最近の巨人の勝ち方が「読売的なもの」が誤りであることを証明している。巨人自らが「読売的なもの」を否定しているのだ。皮肉というよりも、痛快というほかない。



2002年05月03日(金) 各ポジション2人

昨晩のホンジュラス戦、実況アナが面白いことを言っていた。W杯出場選手はキーパー3人を除いた20人。各ポジションを2人ずつ選べばいいんだと。これは前のフランス大会でフランスを優勝に導いたジャケ監督の言葉らしい。
なるほど、参考になる。ま、選手同士の慣れとか相性とかの組合せの妙もあるし、ポジションだって一人一つというほど単純ではない。けれど、基本はこの各ポジション2人ずつというのでいいだろう。日本のシステムが3−5−2だから、

(DF)左=中田(浩)、服部
    中=森岡、宮本
    右=松田、中沢
(MF)左ボランチ=稲本、戸田
    右ボランチ=明神、福西
    右サイド =波戸、市川
    左サイド =小野、三都主
    トップ下 =中田(ヒデ)、森島
(FW)左=山下(鈴木)、高原(久保)
    右=西沢、柳沢

前の予想では、FWの鈴木、久保を落として山下を入れた。ほかは変更なし。高原の病状がわからず。リーグ戦、得点ゼロの鈴木か、好調の山下か。
        



2002年05月02日(木) ランキングどおり

W杯開幕まで1ヶ月。国際サッカー、日本VSホンジュラスのテストマッチは、3−3の引き分け。結果を見れば派手な打ち合いのようだが、日本の3点は、相手キーパーのミス、コーナーキック直接、それにPKとすべてセットプレーからの得点で、流れの中からの得点ではなかった。一方、ホンジュラスは力強い得点の取り方で、ランキングどおり、日本より実力が上であることを証明した。日本の引き分けは相手、特にキーパーのミスに助けられたもので、幸運というほかない。。
さて、この試合のポイントは3つある。
第一は中村である。2点を叩き出した中村がW杯出場メンバー入りを決定付けた試合のように思われがちだが、私の見方は中村に否定的である。私は、中村はW杯で活躍できないと思っているからだ。中村は技巧的だが、パワー不足でリズムが悪い。確かにフリーキックは魅力的かもしれない、現にこの試合でも、PK以外の日本の得点は中村のキックによる2点である。だが、1点は相手キーパーの素人並みのミスなので評価から除外する。つまり、中村はフリーキック(コーナーキック直接)で1点をとったにすぎないのである。この1点をどう、評価するかである(普通のキーパーなら2点とも防げた、という見方のほうが一般的だと私は思う)。
指令塔としてはどうか。前線へのパスだし、サイドチェンジなどに非凡なものがある。だがチームのリズムという面では、中村が引っ込んで、三都主が左サイドに入った時間帯のほうが(ホンジュラスが引いたこともあるが)、日本の攻撃の形としてはよかった。結論としては、W杯での左サイドは小野・三都主の2人でいいのではないか。この場合、三都主が左サイド、小野がオランダでの定位置=左ボランチに残ることもあり得る。
第二はフラットスリーの問題である。簡単に二列目からの突進によって得点を取られた。サイドを破られ決定的に近い形もしばしばであった。何度も指摘されている日本の弱点であるのだが、現時点において、修正されていない。
第三は相手のセットプレイに対する防御の甘さである。簡単にマークを外されたり、前に出られたりで、フリーにしてしまう。はっきり言えば、センターバックの宮本が競り合いに弱いのである。森岡が間に合わなかった場合、このまま宮本で行くしかないのだが、固さから言えば、松田がセンター、中沢が右に入る選択肢をもっていたほうがいいと思うのだが、もう時間がない。
日本の弱点が鮮明に出た試合であった。けど、まあ、相手がいるわけだから、いつもいつも、うまく行くわけではない。繰り返しになるけれど、FIFAのランキングでいけば、ホンジュラスの方が日本より上なのである。W杯・本番予選リーグの相手3チームはホンジュラスよりさらに上である。しかも、時差ぼけ等のコンディション調整はホンジュラスより万全な体制で臨むのであるから、日本の予選リーグ突破はかなり難しい。



2002年05月01日(水) 大詰め

欧州各国のサッカーリーグ戦はファイナルに近づいている。スペインはバレンシア、英国はアーセナル、イタリアはインテル、オランダはアヤックス、ドイツは、ポルトガルは・・・である。それにチャンピオンズリーグ等の欧州大会も重なって、強豪クラブの日程は殺人的である。マンチェスターUNのように、けが人や調整に苦しめられ、プレミアもチャンピオンズリーグも逃してしまうこともあり得る。疲労困憊でW杯に臨む選手もいるかもしれない。いずれにしても、欧州の各国リーグが終了してW杯が始まるのである。日本のようにリーグを中断することはない。
過密日程の欧州のシーズン設定が妥当かどうかは議論もあるだろう。が、Jリーグのシーズン設定が欧州とあまりにかけ離れていることは以前から気になっていた。延長Vゴール制度というローカルルールについてはさんざん文句を言ってきたのでここでは控えるが、2シーズン制もいかがなものか。さらにシーズンの開始と終了の時期の欧州とのずれもいかがなものか。南米等の南半球は仕方がないが、北半球の欧州と歩調を合わせることはさほど、難しくはないと思うのだが。
Jリーグのシーズン設定は、日本では寒い冬にボールゲームを見る習慣がないということを論拠としているのだと思う。だが、サッカーは野球とは違う。野球ファンの行動パターンとはむしろ、差別化した方がいいのではないか。
世界のサッカー界については、市場性、影響力、実力も含めて、欧州がリードしている。その欧州と、せめてリーグの覇者が決まる時期くらい同じであってもいいのではないか。


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