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2012年03月09日(金) J1順位予想(2012シーズン)

20周年を迎えたJリーグ2012シーズン。今年はどんな展開を見せるのか。

J発足当時から現在まで現役を続けているプレイヤーとしては、カズ(三浦知良)とゴン(中山雅史)が有名。その中山が所属するコンサドーレ札幌、そして、FC東京、サガン鳥栖の3クラブが新たにJ1に昇格した。

すでにJリーグの公式戦(スーパーカップ、ACL等)が始まった段階でリーグ順位を予想するのはルール違反かもしれないが、筆者にとって恒例行事なので、発表をさせていただく。

まず、昨年の確定順位をおさらいしておこう。11シーズンは、東日本大震災の発生があったためシーズン開始が遅れ、外国人選手の帰国やスタジアム、練習場が損壊したクラブもあった。Jリーグも混迷の中開幕したことは記憶に新しい。

[2011シーズン結果]
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(降格)
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●FC東京に注目

2011シーズン結果のサプライズは、なんといっても、J2から昇格した柏がリーグを制したことに尽きる。では今年はどうなのかというと、昇格組の3クラブから優勝者が生まれることはないと思うものの、FC東京には注目してよい。その最大の理由は、新監督ランコ・ポポヴィッチの手腕にある。ポポヴィッチはセルビア(旧ユーゴスラビア)出身で、日本におけるキャリアとしては、サンフレッチェ広島コーチ、トリニータ大分監督、FC町田ゼルビア監督を歴任後、前出のとおり、今シーズンからFC東京の監督に就任した。

旧ユーゴスラビア出身者の指導者というと、イビチャ・オシム(ボスニア・ヘルツェゴビナ出身。旧ジェッフ千葉監督、旧日本代表監督)、ミハイロ・ペトロヴィッチ(セルビア出身。前サンフレッチェ広島監督、現浦和レッズ監督)、ドラガン・ストイコヴィッチ(セルビア出身。現名古屋グランパス監督)がいるとおり、Jリーグで成功した例が多い。ポポヴィッチもここまでのところ、これら3人と同様にJリーグでの成功の道を歩んでいると言っていい。

旧ユーゴスラビア出身者が監督としてJリーグで成功する理由は何かを真剣に解明してみることも無駄ではないかもしれない。

彼が目指すサッカーは、基本的にパスサッカー。しかも、タッチ数の少ない、速いパス回しを目指している。FC東京の中盤の選手の多くはパス技術が高く、ポポヴィッチ監督の方向性に頭も身体もついていっているように思われる。

今シーズンのFC東京の強みは、選手層が厚くなったこと。DFの要である日本代表・今野泰幸はG大阪に移籍したものの、DF(左SB)太田宏介(前清水エスパルス)、MF長谷川アーリアジャスール(横浜Fマリノス)、FW渡邉千真(横浜Fマリノス)の新戦力が加わり、FW平山相太が控えに回るほど、攻撃陣に厚みが増した。

東京の最大の弱点の1つは、正GK・権田修一。彼は五輪日本代表の正GKに選出されているが、シリア戦では敗戦の主因となる2つのミスを犯している。とりわけ、シリア戦の追加時間における致命的ミスが象徴するように、ハイボールの処理及び判断が甘い。この甘さは、クロス及びミドルシュートへの対処を問わない。横への反応は悪くない、といよりも非凡とさえ思うのであるが、頭の上を越されるシーンが多いのは危険である。監督は、彼のミスで失う試合が何試合かあることを覚悟しなければなるまい。

権田に勝るGKの補強を前提しての話だが、昨シーズン、柏が昇格年にリーグを制したようなサプライズを果たすとはいわないものの、その戦いには大いに注目する価値がある。

●成功する可能性の高い新監督は・・・

J1はポポヴィッチに限らず、数多くの新監督が誕生した。▽鹿島のジョルジーニョ(ブラジル)、▽浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ(前出)、▽FC東京のポポヴィッチ(前出)、▽横浜Fマリノスの樋口靖洋、▽ジュビロ磐田の森下仁志、▽ガンバ大阪のセホーン(ブラジル)、▽セレッソ大阪のセルジオ・ソアレス(ブラジル)、▽サンフレッチェ広島の森保一と、18チーム中8チームにのぼっている。Jリーグで監督経験のない者は、先述したとおり、浦和のペトロヴィッチ、東京のポポヴィッチを除く6名。日本人監督の樋口、森下、森保、ジョルジーニョの4監督は、監督経験そのものがない。

今シーズン、監督として成功する可能性の高い者は、一にも二にもポポヴィッチ、ペトロヴィッチの2監督以外には考えにくい。なかで戦力的に恵まれているのが浦和のペトロヴィッチで、彼の采配の下、浦和の順位は昨年よりは大いに上昇する。

●優勝は名古屋と予想するのが順当

ACL出場チームに襲いかかる過密日程、そこに日本独特の盛夏の過密日程が重なるため、柏、名古屋、FC東京、G大阪の4チームは苦戦が予想されるものの、戦力的に余裕のある名古屋、柏の2チームは、けっきょくのところ上位を維持する。この2チームに対して、ペトリヴィッチ率いる新生浦和がどこまでフォローできるか、といったところか。

実績のある強豪クラブ――G大阪と鹿島が優勝戦線に絡むことはない、と筆者はみる。G大阪は西野体制から一新を図ろうとして、新たなチームづくりに努めるのに精一杯。ジョルジーニョ率いる鹿島は、主だった補強がジュニーニョ(前川崎)ただ一人というさみしい状態で、戦力ダウンが否めない。むしろ、古豪横浜F・マリノスが若い才能ある選手を数多く抱えているという意味で楽しみな存在。

そんなこんなで、2012シーズンの順位予想は以下のとおり。

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