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2003年12月31日(水) ■ |
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1年の終わりの日 |
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変わらないよ
この思いは
変わるよ
もっと強くと
年を重ねて
思いを重ねて
いつまでも
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2003年12月30日(火) ■ |
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渡り鳥 |
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渡り鳥が何千キロも
海を渡り 山を越えて
越冬の地へ辿り着く
道しるべもなく
教えられていくわけでもなく
安らぎの場所へ辿り着く
渡り鳥のように
力強く 真っ直ぐに
飛べたなら
あなたという安らぎの場所へ
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2003年12月29日(月) ■ |
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行き場のない思い |
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行き場のない思いが
夕暮れの街を染める
やがて夜の闇の中
諦められない思いが
舞い戻る
溜息を連れて
涙を連れて
舞い戻る
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2003年12月28日(日) ■ |
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未来はいつも今 |
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時を飛び越えて
ちがう時代に出会ったとしたら
恋することはなかったかもしれない
今だから
出会えて 恋したのです
今のあなたを
今の私が愛したのです
そして
未来はいつも今になる
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2003年12月27日(土) ■ |
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気にする |
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些細なことが
不安になる
「気にするなよ」
些細なことだから
不安になる
「気にするからだよ」
気にしてほしいのは
私の方だった
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2003年12月26日(金) ■ |
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私という人間 |
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決め付けないで
私という人間を
枠にはめないで
私という人間を
あなたの全てを
知らないように
今の私が
私の全てではないのです
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2003年12月25日(木) ■ |
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雪が降る夜なら |
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雪が降る夜なら
あなたに抱かれる
夢をみて
雪が降る夜なら
積もる雪の下
溶けないように
夢を埋めて
静かに眠るのよ
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2003年12月24日(水) ■ |
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祈り続ける |
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祈り続ける
何度でも
「お願いだから」
祈り続ける
いつまでも
「お願いだから」
祈り続ける
そうするしか
できないものだと
わかっているから
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2003年12月23日(火) ■ |
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小さな宝物 |
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小さな宝物
例えば ラブレター
小さな宝物
例えば 同じストラップ
小さな宝物
ひとつ ふたつ と
増えて
抱えきれない
大きな宝物になっていく
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2003年12月22日(月) ■ |
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どうしてあなたに |
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やさしい人は たくさんいます
楽しい人も たくさんいます
どうしてあなたに
惹かれたのでしょう
話たくないと 思った人もいます
顔も見たくないと 思った人もいます
どうしてあなたを
嫌いにならないのでしょう
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2003年12月21日(日) ■ |
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もっと・・・ |
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愛してる
愛してる
愛してる
何回言っても
言い足りない
もっと・・・
愛してる
愛してる
愛してる
何回聞いても
聞き足りない
もっと・・・
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2003年12月20日(土) ■ |
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白い粉雪 |
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石畳に踊る 白い粉雪
気紛れに 風にさらわれ
跡形さえも 知られぬように
はかなく消えていく
心に踊る 白い粉雪
募る思いと裏腹に
はかなく消えていく
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2003年12月19日(金) ■ |
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あの気持ち |
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忘れていた
好きになった時の あの気持ち
忘れていた
初めて手を繋いだ あの気持ち
忘れていたものを
思いだしたのに
どうして
あの時の気持ちに
戻れないのだろう
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2003年12月18日(木) ■ |
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守り続けているもの |
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守り続けているものが
大事なものだけとは
限らない
守り続けていくことが
幸せなことだとは
限らない
何を大事にしたいのか
気付かなければ
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2003年12月17日(水) ■ |
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油断 |
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届いていると 思っていた
わかっていると 思っていた
わかってくれていると 思っていた
気が付けば
思ったことがちがっていた
愛しているから と
愛されているから と
油断が溝を作っていた
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2003年12月16日(火) ■ |
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ぜんぶ わたし |
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甘えたがりも
心配性も
怒りっぽいのも
涙もろいのも
感傷的なのも
面倒臭がりなのも
ぜんぶ わたし
人は真ん丸いボールみたいに
どこから見ても同じじゃない
どれも わたし
あなたはわたしの
どこを見た?
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2003年12月15日(月) ■ |
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太陽のように |
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どんなに
冷たい風が吹いても
ふたりには
温かな太陽が
あると信じたい
お互いが
お互いの
太陽のように
温かさを
忘れずに
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2003年12月14日(日) ■ |
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未練を残さぬように |
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嘘をつくなら つき通して
最後まで騙されているから
頼りなげな言葉より
欺くくらいの言葉で
「こんなヤツだったんだよ」と
憎んで終われるように
心に未練を残さぬように
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2003年12月13日(土) ■ |
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寒い夜 |
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甘えてもいいですか
今だけでも
夢を見てもいいですか
つかの間だけでも
一人で過ごす
寒い夜を忘れるために
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2003年12月12日(金) ■ |
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強い力で |
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声を聞きたいのに
なぜ耳を塞ごうとするのか
触れられていたのに
なぜその手を振り解こうとするのか
そう
無理にでも声を聞かせてほしい
無理にでも触れようとしてほしい
もっと強い力で愛してほしいのです
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2003年12月11日(木) ■ |
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歩き出して |
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何を目指して 進もうか
何を信じて 生きようか
迷うことも
立ち止まることも
振り返ることも
数えきれぬほどあった
何を目指して 進もうか
何を信じて 生きようか
歩きだしてから
探してみようか
今よりあとに
捨てるものはないのだから
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2003年12月10日(水) ■ |
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屍のような日々 |
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夢みるものもなく
明日へ望むものもない
屍のような日々なら
いりませぬ
愛するものもなく
愛されるものもない
屍のような日々なら
いりませぬ
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2003年12月09日(火) ■ |
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呪文 |
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どんな呪文をかけたのでしょう
私の心を縛りけるために
どんな呪文をかけたのでしょう
あなたしか見えなくなったのは
この呪文が解けた時
私はどうなるのでしょう
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2003年12月08日(月) ■ |
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涙 |
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零れ落ちるままに 涙
喜びの時も
悲しみ時も
怒りの時さえ
とめどなく溢れる 涙
感じるままに
思いのままに
あるがままに
流せる涙の温かさ
弱くても
まだ人であると知る
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2003年12月07日(日) ■ |
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信じよう |
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ずっと離さない
誓う言葉が嘘だとしても
信じよう
いつまでもそばにいる
できないとわかった約束でも
信じよう
信じていられる今が
夢や幻だと知っていても
信じよう
信じられないことは
予想すら出来ぬ事だけ
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2003年12月06日(土) ■ |
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出会えた全て |
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誰ひとり失ってはならぬ
出会えた全て 尊きもの
名すら思い出せぬとも
出会えた全て 縁あるもの
出会う前から
憎しみ合うものなどいない
出会う前から
愛し合うものがいないように
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2003年12月05日(金) ■ |
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時を分かち合う |
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同じ月を眺めている
それだけで嬉しくなる
同じ星の下で眠りにつく
それだけで嬉しくなる
時を分かち合う
その時間こそが宝物
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2003年12月04日(木) ■ |
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諦めること |
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諦めることが
唯一の救いになる
全てが壊れる前にできる
最良の手段ともなる
諦めることは
とっても勇気のいること
捨てるためじゃなく
始めるために
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2003年12月03日(水) ■ |
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それでも |
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思い出させないで
元には戻らぬ恋
まだ愛してる
もう愛してない
自分に言い聞かせる
終わった恋なんだと
まだ愛してる
もう愛してない
それでも
心の中で繰り返す
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2003年12月02日(火) ■ |
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待つことができるのです |
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愛される喜びを
知っているから
待つことができるのです
愛する喜びを
知っているから
待つことができるのです
いつか
待つことが苦痛になった時
愛は崩れはじめる
その時まで
待つことができるのです
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2003年12月01日(月) ■ |
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ヒロイン |
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どんな事だってできるわ
愛する人のため
ずっと信じているわ
愛する人のこと
ラブロマンスのヒロインは
いつでもそう思う
そして
誰もがヒロインになりたがる
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