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一度 全部
いつのまにか
萩の花が
不思議に明るい空
すっきり晴れた空
雨を
雨の中を走る
朝の通りにも
霞んだような夕焼け
悲しい夢ではないことを信じて
鴨が飛び立っていった
一日を
心地よい
風をうけて
新幹線から
くすんだみどり
歩いてゆけるところに
住めば都というけれど
確か金木犀だと思っていた
窓のブラインド越しに
やがて 朝になる
夢を反芻する
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